竜宮編
六訓
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梨だった。
「どうした老ぼれ!老人になってこんな階段も上がれなくなったか!?」
「だまれー!老ぼれは貴様じゃあ!」
「まだまだ若いもんには負けんぞお!」
さっきまでへばっていた二人が今までのことが嘘のように階段を駆け出す。そして下で乙姫は、こんどは老化神楽に足止めをくらっていた。いまやっているのは認知症のおばあちゃんと嫁いできた嫁の会話になっている。途中から九兵衞も加わり完全に抑えられている。しかしそれを乙姫は力ずくで振りほどいて階段を駆け上がる。
「うおらぁぁぁぁぁぁあ!!」
乙姫はついに上にいた三人に追いつき新八の甲羅を掴んだ。
「銀さぁぁぁぁぁん!!」
新八はワクチンを銀時たちに託して乙姫を犠牲に階段を転げ落ちる。
「新八ぃぃぃぃぃぃ!!」
「寿老砲、発射まであと1分!」
銀時たちは砲門の前まで来ていた。あとはワクチンを砲門に入れるだけだ。ワクチンをクレーンに設置させる。しかし、そこに乙姫が現れてワクチンを掴みワクチンといっしょに引き上げられる。二人はそれを阻止しようと乙姫にしがみつく。するとワクチンごと落ちてしまった。落ちた時にミサイルからワクチンが漏れ出した。
「天元寿老砲、発射!!」
寿老砲が発射されてしまった。
「ははは!これで妾の勝ちだ・・・・・ん?
これはワクチン!?」
「ヅラぁ、狙うは大砲の砲門だぜ。」
「ヅラじゃない、桂だ。」
二人の姿がもとに戻った。
「これが・・・・
「本当の・・・・
ゲートボールじゃあああああああ!!!」」
二人は近くにあったハンマーでミサイルを叩き込み、無理やり発射させた。
「一丁あがりだな、ヅラ。」
「ヅラじゃない、桂だ。」
二人の手によりこの世は救われたのだった。
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