本編
第三十五話 首都戦3
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「「「我らSS隊員にしてSS隊員にあらず!
軍人にして軍人にあらず!
兵士にして兵士にあらず!
神父にして神父にあらず!
我ら狩り人なり 狩り人の群れなり!
ただ伏して御主に許しを請い ただ伏して御主の敵を打ち倒す者なり!
闇夜でダガーを振るい 息をひそめて物陰に隠れ敵車両にバズーカを撃ち放つ者なり!
我ら狩り人なり、狩り人の群れなり!
我ら狩り人なり 武装親衛隊第三師団の狩り人なり
時至らば 我らAK-47を手に持ち 敵陣に突入するなり!
手りゅう弾をもって 敵を巻き込み自爆するなり!
さらば我ら 徒党を組んで 敵陣へと進み 隊伍を組みて 布陣を布き
九千万の 敵兵と 合戦所望するなり!!
終結の日まで!!!」」」
既に壊滅状態となった貴族派軍にすべてを言い終わった彼らはダガーを手にして大通りに舞い降りた。
全てが終わると、そこに残ったのは破壊された車両と、無残に切り刻まれ、銃弾を雨でハチの巣になった死体の山だけであった。
■ペルシャール・ミースト
新無憂宮の中には貴族どもとその側近しかおらず、制圧は簡単に終了した。
制圧中にわかったことだが、新無憂宮には防音素材が使われているようで、外の爆音などは一切聞こえなかった。だからだろうが、貴族の半数ほどが風呂に入っていたり、挙句の果てには愛人とお楽しみ中だった利していた。
今は各部隊から報告を受けている所だ。
「新無憂宮とその周辺にいた貴族943名のうち、768名はその場で射殺。また、リストにある175名のうち13名が抵抗したため、やむを得ず射殺しました。現在は玄関付近に拘束しています」
一人の報告が終わると別の隊長が変わった。
「貴族に使えていた、側近1万4432名のうち、825名が抵抗したためにやむを得ず射殺。他の者は現在大広間に拘束してあります」
最後に一人の通信兵が報告してきた。
「武装神父隊からの報告です。”我、全テノ敵一掃セリ”」
「たった1個師団で2万名の敵を殲滅したのか」
「やはり、武装神父隊はつよいですな」
各部隊長が口々に賞賛する声を上げた。これはチャンス、このタイミングにあのおっさんの名前を聞き出そう。
「ふむ、そういえばあの武装神父隊の隊長はなんという名だったかな?」
「は、アレクサンド・アンデルセン准将です」
やっぱりアンデルセンか。
「そうか、アンデルセンか」
俺がおっさんの名前を聞いていると部隊長の一人が話しかけてきた。
「閣下」
「ん?どうした」
「新無憂宮の一角に宿舎と思われるフロアがあるのですが」
「では、早く突入して制圧してしまえばいいだろう」
「それが、地図で確認したところ、”艦娘宿舎”と書かれておりまして・・・」
「・・・艦娘宿舎だと?」
「はい、それで突入
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ