新規ギルド
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修行をしたのかな。
「ジェ・・・ミストガン・・・お前・・・」
「中々話のわかるマスターだ。事情を話したらここをよく承諾してくれたよ」
ジェラールはどうやらこの大会に謎の魔力が感じられることをマスターに伝えたらしい。それで特別に参加させてもらったわけか。
「会場には近づけんと言っていただろ」
「あの時は、この方法を思い付かなかったんだ」
「ルール違反だ。お前はギルドの人間じゃない」
「俺とミストガンはある意味同一人物と聞いているが・・・」
コソコソと言い争っているエルザさんとジェラール。するとジェラールの後ろからラクサスさんが肩に手を回す。
「ま、そう熱くなるな。“祭り”だろ?なぁ?ミストガン」
「そういうことだ。エルザ」
ラクサスさんとジェラールにそう言われエルザさんはまだ少し納得できないようだ。
「それとなぁミストガン、ミストガンはもう少し無口だ。気を付けな」
「了解」
ラクサスさんに注意されるジェラール。もしバレたら俺たちが脱獄犯を匿ってたことになるのかな?まぁその時はその時だけど。
その後もエルザさんとジェラールは謎の魔力について少しを話をしていたけど、どうやら今年はまだその魔力を感じていないらしい。大会中になんか起こるのかな?俺もわかるかわからないけど一応注意はしておこっと。
『さぁいよいよ予選通過チームも残すところあと1つ!!』
チャパティさんがそう言うと会場中が今までで一番の盛り上がりをみせる。もうどのギルドが出てくるのかわかっているからだろう。
『そう、皆さんすでにご存じ!!最強!!天下無敵!!これぞ絶対王者!!剣咬の虎だぁ!!』
そして姿を現す絶対王者、1人は両手を広げ観客の声援に答えながら現れた金髪の男。その隣には黒い髪を無造作に伸ばし静かに歩いてくる男。その後ろには薄い紫色の髪をオールバックにし手を振りながら現れた男。
その後ろにいるのは薄い水色のショートヘアの女の人。さらには薄い緑色の髪を伸ばした男が拳を掲げ入場し、最後に姿を現したのはまるで舞踏会のような仮面を着けた男が赤い帽子を抑えながらやってくる。
「出てきたな」
「楽しもうぜ、ナツさん」
ナツさんと金髪の男は面識があるらしく互いを見据えてそう言う。
「何ガンたれてんだよコラ」
「ガジル」
その隣の黒髪の男はガジルさんを見ていた。何かあるのか?
「ん?」
俺は視線を感じそちらを見る。黒髪の男のそばにいるオールバックの男が俺を見てほくそ笑んでいた。
「なんだ?」
意味がわからなかったけどこっちも笑みを返す。男はそれを見て頭をかきむしっていた。まるで自分の言いたかったことが伝わらなかったみたいな顔をしている。何か文句あるなら直
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