新規ギルド
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2人を見てそう言う。グレイさんの言う愛ってシェリーさんのことかな?確かに愛を強調してますもんね、シェリーさん。
「シェリア、慌てるな」
「ごめんね、リオン」
レオンに立たせてもらったシェリアという女の子にリオンさんが声をかける。
「そうそう、慌ててもいいことなんてないからね」
「お前は逆に少しぐらい慌てる心を持て!!レオン!!」
「うわぉ!!俺だけ風当たり強ぇ!!」
どことなくのんびりしているレオンにリオンさんが怒鳴る。予選も遅刻するくらいだし、レオンってのんびり屋なのかもね。
「シェリアはシェリーの、レオンはリオンのいとこなんだ」
「いとこ?」
「おおーん!!めちゃくちゃ強いんだぞ!!」
眉毛の人と犬っぽい人が説明してくれる。シェリアちゃんはシェリーさんのいとこなんだ。そういえば7年前の魔法コンテストでレオンと一緒にシェリーさんのいとこがいたな。あれがあの子なんだ。
「ううん、あたしなんかまだまだ“愛”が足りないの」
「褒めてんだよ!!」
シェリアさんは犬っぽい人に怒鳴られ耳を塞ぐ。
「キレんなよそんなことで」
「トビーさんはすぐキレるよね。飲む?」
「おおーん!!」
眉毛の人がトビーという犬っぽい人に注意し、レオンがトビーさんにどこから取り出したのか牛乳を手渡す。
怒りやすいのはカルシウムが足りないとは言うけど、あの牛乳どこから取り出したんだよ・・・
「やっぱいとこも愛なんだな」
グレイさんはシェリアさんがシェリーさん同様に愛を強調しているのを聞きそう言う。するとレオンが俺の方へと歩いてきた。
「やぁ、シリル。さっきぶり」
「どうも、レオン」
レオンが手を上げ挨拶するので俺も同様に手を上げて挨拶する。
「知ってんのか?」
「さっき知り合ったんです」
グレイさんが俺がレオンを知っているのか聞いてきたのでそう答える。
「てか7年前の魔法コンテストでリオンさんと一緒に来てた金髪の女の子みたいな男の子ですよ?レオンは」
「な!?マジか!?」
グレイさんはレオンをマジマジと見つめる。確かにいくらなんでも変わりすぎだもんね。女の子の格好も可愛かったけど今はすげぇ格好いいし、羨ましいかぎりだね。
「グレイ」
レオンのことを観察しているグレイさんにリオンさんが声をかける。
「あの約束忘れるなよ」
リオンさんはそう言うけど、あの約束って何?
「ん?」
「俺たちが勝てば、ジュビアを我がギルドに」
リオンさん・・・どんだけジュビアさんのこと好きなんですか・・・
「約束なんかした覚えはねぇけど、お前らだけには負けねぇよ」
グレイさんは笑みを浮かべながらそう言う。それを見て俺とレオンが「ヒューヒュー♪
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