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ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第128話 激闘の予感
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る。

『やだぁぁぁっ!! あぅ……リ■■キ君が……』

 あの声が続くから。
 やはり、その声の正体がなんなのかは、まだ判らないが、それでも……ドラゴの表情は徐々に柔らかくなっていく。

 何故なら、自分の記憶の扉が、少しずつだが、ゆっくりと開いていく事が嬉しく感じたからだ。そんなドラゴの顔を見てしまったリタはというと。

「な、なによ?」

 そうドラゴに聞いていた。それをドラゴが聞いていたかどうかは判らない。……この時、頭に広がる声に集中していたのだから。


――……これは、偶然なのだろうか?


「……怖い、か」
「っっっ!!!!!」

 ドラゴが、そうつぶやいた瞬間、リタの顔が、かぁーーっと赤くなった。

 それは、茹で上がったタコ、と言うよりは、赤さ的には林檎に近く……茹でると言うよりは炙られた、と思うくらい熱くなっていたのだった。



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