九校戦編〈下〉
九校戦十日目(1)×無頭竜潰しでの詳細報告
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けど、無頭竜は魔法工学の常識を覆したのさ」
『通常の感応石と機能的に全く同じという訳ではありません。一つのブースターは一つの特定魔法しか使用不可となりますが、使用出来る魔法は個々のブースターによって異なります。パターン化されたと言っても、製造時の残留思念によって使用可能となる魔法のバリエーションか種類が変わってくると推測されています。製造過程で同じ種類の強い感情を与えると、同じ種類のブースターが出来上がるらしいですよ』
「・・・・それを例える感情なら、脳を摘出する直前に大きな苦痛や恐怖を与えるとかなら蠱毒の原理かと」
「それについては一真さんと同感出来るよ。ブースターは蠱毒の技術基盤から発展したものなんだよ。僕達は魔法を武器として魔法師を軍事システムに組み込む事を目的とする実験部隊だけど、魔法師を文字通りの部品にするつもりは無い。まあCBは主にISやMSとオートマトンを持っている部隊構成だけど、僕らは魔法師であってここにいる皆も下士官・兵卒を含めて部隊構成員のほとんどが魔法師であり、織斑少将の言うポンコツジェネレーターというのはまだ許せるかもしれないけどブースターは製造も使用も絶対に認める訳にはいかない」
「そういう感情面を抜きにしても、魔法師のキャパシティを拡張するブースターは軍事的にもとても脅威だ。北米情報局(NAIA)も同じ見解で、内情に協力を求めていたらしい。壬生も随分と感謝していたようですぞ織斑少将」
「織斑家は最早十師族でなくとも、後ろ盾にはここにいる独立魔装大隊や零家・四葉家・七草家と私である九島烈がいる事なので安心して下さいませ」
「そうさせてもらうよ。と言う事で俺はそろそろ失礼させてもらう、そろそろ始まるからな」
そう言ってから説明会を終えたので、投影型端末をポケットに入れてからホテルにある部屋から急いで応援席に向かったのだった。なお烈も途中まで歩いていたが、VIPルームに向かったがそこには深夜、穂波さん、真夜がいたので一緒に観戦をしていたのだった。
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