第1章 光をもとめて
第6話 リーザスの少女達とコロシアム開催
[4/21]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ニンジャマスターだと!!」
ランスは驚き声を上げた。
「ああ。あの名前を見て、参加する。と言い出したのかと思ってな。……違った様だ」
ユーリは、軽くため息を吐きながらそう言っていた。因みに、ユーリは この《ニンジャマスター》があの女忍者とは思っていない。
ランスの前に現れた事も十分油断だと思えるが、こんなコロシアムで、注目を集める様な真似をするとは思えないし、主がさせるとも思えない。
が、100%違うか? と言われれな縦に首を振ることはできない。
「あの女忍者か! 女学生に変装をしていた。アイツはヒカリちゃんを知っていたからな。よし! ユランちゃんをヤって、あの女忍者もお仕置きして、更にヒカリちゃんの情報も得て……一石三鳥作戦だ! がははは、流石オレ様」
「はいはい。で、どうやって参加する気だ?」
「それは勿論! 用意しておけ、下僕1号!」
「だーかーらー! 誰が下僕だ! それに無茶言うな!」
「モンクを言うんじゃない。ガキか?」
「……お前にだけは言われたくないわ!」
言い合いへしあい……。いつも通り。
だけど、幾らなんでも2枚も手に入れる事は本当に無茶なので、と言うより参加証は王族発行だから、通行書よりも遥かに手に入れる事が難しいのだ。
「前にも言ったが、手に入れるのは難しい。と言うか、ランスには謎の凶運があるんだから、オレよりもそっちに頼った方が効率的だ。所謂ランスのスーパーパワーと言う奴だ」
「がーっはっはっは! 運も実力の内だからな! それが、お前とオレ様の違いというやつだ!」
「そーそー、オレ、凡人だから。才能あるランスが自力の方が早いって。がんばれー(棒)」
「仕様がないな。天才のオレ様の実力を見せてやろうではないか!」
――……ユーリは、ランスの操縦レベルが向上した。
そして、とりあえずランスとは別れて行動をした。ユーリは、コロシアムの件についてだが、一応別の目的で参戦しようとは考えていたのだ
それは、観客達の話を耳にしたから。
『おい……知ってるか?今回のトーナメント』
『ん? 何がだ?』
『今回はリーザス軍の将軍達が何人か観戦してるらしいぜ?』
『ああ。たまに来てるな。だが、それがどうかしたのか?』
『何でも、腕利きの戦士を探してるとか何とかってもっぱらの噂だ。王国軍志望者ならまたとねえチャンスだって事だ!くーーーっ!オレも参加してりゃよかったぜぇぇ!!』
『アホか。……自分の腕を見て物を言えよ』
と言う会話の流れだ。
確かに、これ以上の城外の情報は期待できそうに無いだろう。黒幕が上層部である可能性が極めて高い以上は、王国内部に入れる方が何倍も効率が良い。だが、怪しまれず、自然に入るための方法がこれ以上思い浮
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ