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ダンジョンに転生者が来るのは間違っているだろうか
神会
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っとソーマ君慰めに行ってくる!」

「オイ」「傷口に塩ぬる気満々じゃねーか」

「すまない。話の腰を折るようで悪いんだが、真面目な話、王国(ラキア)がまたオラリオに攻め込む準備をしているらしい」

「ほんと突然だな」

「じゃな」

「ていうか、また軍神(アレス)かよ」

「あのバカ神そろそろ何とかした方が良くないか? 正直うっとおしいぞ」

「何で国の中じゃあんな信仰あるんだ、アイツ」

「どこか憎めない性格してるからかな。子供たちはああいうの好きそう」

「容姿が抜群だからだろ。普通に『美の神』ともためを張れる。あ、俺はフレイヤ様一筋ですよー!」

「むしろ、同じ男神ならバルたんが上だな」

『だな!!』

「そこ! 僕を引き合いに出さないでくれ!」

「脳ミソは筋肉なのにな」

好き勝手な内容が円卓の上で行き交い、二転三転。弛緩した空気のままに進められていく中、ああ、いつも通りだなーと思ったところで、「よし一回黙れ!」というロキの声で周囲の声は嘘のように途絶えた。

「うっし。まとめとくと、今気にしとかなあかんのは王国(ラキア)の方やな。一応ギルドに報告しとく。まぁウラノスのジジイのことやから、独自に情報はつかんでそうなもんやけど。ここにいるもんの【ファミリア】は召集かけられるかもしれんから、よろしくな?」

『了解』

ロキのその言葉に一同が判事を返す。
王国(ラキア)か。また面倒くさそうな情報が入ってきたものだ。多分、うちも巻き込まれる。

その後も淡々とその場を進めていき、もうあらかた話題が出尽くしたことを確認したロキは一泊あけて、ニッと口を吊り上げた。

「なら、次に進もうか。命名式や」

その言葉に、緊張が走ったのは今までろくに口を開かなかった数名の神。
そして、そんな神を見てニマァ、とゲスな笑みを作る神。

そんな様子を見ていた僕は、うわぁ、とそれに引いた。
これから、悲劇(うたげ)が始まる

「資料は行き渡ってるなー? ならいくでー? んじゃあ、トップバッターは……セトのとこの、セティっちゅう冒険者から」

「た、頼む、どうかお手柔らかにっ……!?」

「「「「「「「「「断る」」」」」」」」」

「ノォォォォォォォォォォォォォォォォォ!」

今日もまた哀れな神の嘆きが響き渡る。
神達(ぼくら)と子供たちの感性は似たり寄ったり。僕らも超越存在(デウスデア)だからといって子供たちのそれと大差はない。
でも、命名の感覚(センス)はその限りじゃない。

僕らが変なのか、子供が愚かなのか。
僕らが前衛的すぎるのか、子供たちの時代が追い付いていないのか。
よくわからないけど、子供たちが目を輝
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