第14話
[5/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
どうするの、さやか、マミさん?」
「こいつ助けるのは気が進まないけど、そうしなきゃあたし達の社会地位がヤバイんでしょ!!」
「それに、キュウべえの言う通り、ソウルジェムが魔法少女の魂だって言うのなら、それを奪うのは許される事じゃ無いわ。そう、許される事じゃ無い。」
さやかはともかく、マミさんはどこか自分に言い聞かせているような感じがして、どこか危うい感じがした。
「キュウべえ!あいつ、まだ見滝原の外に出てないよね?」
「多分、彼女は君達のソウルジェムも狙うだろうから、まだこの街にいるとは思うよ。」
こうして、あたし達はソウルジェム泥棒、双樹あやせから優木沙々のソウルジェムを取り戻す事になった。
因みに、沙々の身体は一人暮らしのマミさんに預かってもらう事になった。
-------------------------------------------
ほしな歌唄とそのマネージャーがエンブリオについて知ってるかもしれないと言う情報を手に入れた後、あたし達は直接、今のほしな歌唄の所属事務所の場所を確認した。
「ここがほしな歌唄の事務所か。流石に、この時間はもう真っ暗だな。」
「そうだね。どうする?自宅に乗り込む?」
「いや。芸能人相手に下手な事をすれば目立つ。ここは、穏便に行かなければならない。」
ニコの提案に対して、サキは反対意見を述べた。
「大企業に潜入しといて、今更何言ってんだ?」
「今回はデータを覗くとかではなく、直接会うんだ。潜入の時のようにはいかないぞ。」
「そりゃあ、そうだけどな・・・」
そんな風にあたしがイマイチ納得出来ないでいると、ニコが耳打ちしてきた。
「サキはほしな歌唄の大ファン。」
「あ、なるほど。そう言う事か。」
「こらそこ!黙っていろ!!」
すると、サキが顔を赤くしながら怒鳴って来た。
「で、これからどうすんだ?」
「とりあえず、どこかのホテルで休もうと思うが、多分持ち合わせでは宿泊費が足りない。だから・・・」
「分かったよ。あたしが何とかするから、報酬のグリーフシード1個追加な。」
「ああ、助かる。」
そして、あたしらは事務所の近くにホテルが無いか探した。その時、サキの携帯に連絡が届いた。
「ミライか。どうした?何!?カオルと海香をかずみをあすなろ市の外に連れ出しただと!?」
ミライとカオルそれに海香っつうのはこいつらの仲間だ。でも、カズミってのは何だ?響きからすると人の名前っぽいが、新しい仲間か?
「なあ、そのかずみってのは誰だ?」
「君には関係無い。」
そう言うと、サキは連絡を済ませてホテル探しに戻った。にしても、気になるな。
---
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ