第14話
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しいくらいだね。」
「そんな・・・」
マミさんはショックが相当大きいみたいで、言葉を失っていた。この人、キュウべえの事を本当に信頼してたみたいだし。
でも、暁美さんはあまり驚いた様子じゃなかった。
「暁美さん。もしかして、この事を知ってたの?」
「・・・そうよ。」
あたしが聞くと、暁美さんは肯定した。
「ちょっと!それなら何でいってくれなかったの!!」
「私が言っても、あなた達は信じなかったでしょう?」
「そ、そりゃそうだけどさ・・・」
抗議するさやかを暁美さんはあっさりと受け流す。そんな中、キュウべえが聞いて来た。
「それで、そこに倒れている優木沙々の抜け殻はどうするんだい?」
確かに、こんな所に死体があったら後で騒ぎになりそうだし、どうしよう?
「別に、どうもしないわ。」
その時、暁美さんが言った。
「彼女は私達の敵だったのよ。なら、その身体が腐ろうが火葬されようが、知った事では無いわ。」
「ほむらちゃん!いくら何でもそれはあんまりだよ!!」
「なら、どうすると言うのかしら?」
「うっ・・・」
まどかが抗議するけど、他の打開策が思いつかなくて言葉を詰まらせてしまう。
「何も思いつかないと言うのなら、放置する事ね。」
「いや、放置する訳にはいかないよ。」
「ミキ、どう言う事?」
暁美さんに反対意見を言ったミキにあたしは聞いた。
「よく考えて、あむちゃん。さっきさやかとマミさんがあの子の身体を触ってたんだよ。」
「そっか!もし警察に見つかったら、指紋とかから2人が怪しまれちゃう!!」
「た、大変!さやかちゃんとマミさんが逮捕されちゃう!!」
「え?ちょっと2人とも!それどう言う事!?」
あたしはしゅごキャラの見えていないさやか達にミキの言った事を説明した。
「ヤバイ。マミさん!コレ何とかしましょう!!」
「何とかって、どうするの!?」
「そりゃ、埋めるとか・・・」
「埋めても腐ってきたら腐臭でバレるよ。」
さやかの提案に対し、キュウべえが淡々と指摘した。
「じゃあどうすんのこれ!?」
さやかは頭を掻き毟りながら混乱する。その時、解決策を提案したのは、意外にもキュウべえだった。
「何を悩んでいるんだい。方法ならあるじゃないか。あやせから彼女のソウルジェムを取り返せばいいのさ。それまでの身体の管理は魔力を使えば問題無いよ。」
「あんた、何を企んでいるの?」
あたしは警戒しながらキュウべえに聞いた。あんな事を言った後に、こんな提案をして来るなんて怪し過ぎる。
「企んでいるとは心外だね。僕はただ打開策を提案しただけさ。」
「そう。で、
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