第1章 光をもとめて
第4話 明日がなかった盗賊団
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ぞ」
「パルプテンクスを送っていかないといかんだろ?」
「パルプテンクスちゃんはまた、後だ。だから、連れて帰ってよーし! 下僕1号。傷つけるんじゃないぞ!」
ランスはそう言うと、ネカイの方に完全に集中した様だ。ネカイはと言うと、意味深にウインクを返してきた。
「はぁ……、ならさっさと終わらして戻ってこいよ。……絶対、後で煩く言われるのは判ってるが」
ユーリは、ため息を吐きつつ……パルプテンクスの方へと向かった。
「さぁ、帰ろう」
「え、あ、あの……、構わないんですか? その、ランスさんの事は」
「ああ。……ま、ネカイがいるから大丈夫だ。……とと、ネカイの事は知らないのか?」
「え? あの人の事は……いや……」
パルプテンクスは、ランスの上に跨っている彼女を見て首を振っていた。
副団長と言う地位にいる様だが、自由奔放にしていたのだろうか、ネカイは誘拐には加わっていないと言う事だった。
「そうか。なら良い。ランス達は大丈夫だ。行こう。オヤジさんが待ってる」
「は、はいっ」
パルプテンクスを連れて、この場所を後にした。
その後の団長の部屋では。
「だーーー、オレ様はやりたいようにやるのだ!」
「まぁまぁ、抑えて抑えて♪ ほらほら、こっちも……っ! スパートいくわよー」
「お、おおぅっ!? そ、そんな所まで……!!」
「まぁまぁ♪ ほら、もう一度、もうちょっとイケるみたいだからね♪ どんどんいきましょ。更に気持ちよーくしてあげる♪」
「う、うおおおおっっ! オレがヤリたいのにーーーーー!!」
結局ランスは自分のしたい様には出来ず、ネカイのなすがまま。普段自分がしたい様にしている時と変わらない、いや それ以上の快感を受けたのだが……、全然納得が行く筈もなく、でも 出すものは全て絞り出されてしまい、強引に終わらされてしまったのだった。
「ほへ……、もう、出ないぞ……」
「んふふ、たっぷり出たわね。ちょっとびっくりしたかも」
ネカイは、それをぺろりと舐めとると。妖艶な笑みを浮かべたまま、ランスの身体から退く。
「あのコともヤってみたいんだけどなぁ……。ま、冒険者になったら、また何処かで合うでしょ。チャンスはまだあるってね〜♪」
意気揚々としているネカイ。新たな目標が出来て喜んでいる様だ。
……ちょうどその頃、街へと戻っていっているユーリには、悪寒が走っていたのだった。
〜リーザス城下町 酒場 ふらんだーす〜
無事、娘も助け出しその報告も済ませた。
自身の娘と再会を果した父親は力いっぱい抱きしめ、涙を流していた。何度見ても良いものだと改めて思う。
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