第1章 光をもとめて
第4話 明日がなかった盗賊団
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かが入ってきた。あの副団長であるネカイだった。
「一応、ライハルトの事は知ってるけど、こんなに早くに終わっちゃうとは思わなかったわ」
「お? 先ほどの美人なおねーさんではないか。 む? 団長をさくっと殺ったオレ様にリベンジマッチをしかけてくるか? なら、相手をしてやらんでもないぞ。ぐふふふ」
「ほんっと、自分に素直なコなのね。それはそれで楽しそうだけど……」
ネカイは、離れていた場所で見ていた。確かに、ライハルトを直接倒したのはランスだ。だが、その後ろで、あの瞬間、ライハルトは明らかに動きが止まった。そして、その後ろ。ライハルトで見えなかったが、そこから異様な殺気も、同じく感じていた
「……戻ってきたのか」
ユーリと目があった。そう、恐らくは彼から放たれた殺気。威圧だけで、相手の動きを止めたのだ。
「ふ、ふふふ。ほんと、すごいコ達ね」
「ん? アイツを殺ったのは、ランスだぞ」
「そーね」
ニコリと笑うネカイ。
「でも、あのコ、そーとー溜まってるわよ? あの青い髪のコにイタズラする気満々って感じね」
「はぁ、だろうな。あんまし 邪魔して、更に遅くなるのは流石に嫌だ。……が、あのコが嫌がっているのに、させるのも……気が引ける」
娼婦であるのなら、まだしも、彼女は一般人だ。こんな所に連れてこられた可哀想なコだ。折角助かったと言うのに、助けに来てくれた男の内の1人に襲われた、となったら、男性不信になってしまっても不思議ではないだろう。
「ふふ。その辺は、このおねーさんにまっかせーなさい」
「ん?」
「相手、してきてあげるわ。たっぷり抜いてきてあげる。山裂250年のお礼の1つ、って事で♪」
妖艶な笑みを再び浮かべるネカイ。
「コラァ! オレ様の女と何、イチャイチャしているのだ!! ガキっ!!」
「誰がガキだ! ……それにいつ、お前の女になったのかは知らんが、そんなつもりはないわ!」
ユーリと話しているのが気に食わないのだろう。……さっきも話をしてたのに、と言う事はおいておこう。
「ふん! だが、その前に……ぐふふ」
最初は、パルプテンクス、そしてネカイ。照準がコロコロと変わっていくランス。パルプテンクスの身体に手を伸ばそうとした時だ。
「頑張ったご褒美、あげるわよー? ぼーや」
「お、おおっ!?」
その手は、ネカイが取り、そしてランスに抱きついた。
「うふふふ、気持ち良い事、してあげる……♪」
「お、おほほっ!」
まるで、ライハルトの様な口調になってしまっているランス。多分、抱きつかれている間に、色々と触られているのだろう。
「……帰らないのか? ランス」
「がははは! オレ様はこのおねーさんと一発やってから帰る
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