第1章 光をもとめて
第4話 明日がなかった盗賊団
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いった。
その後ろ姿をじっと見つめるネカイ。
「あーんなコもいるんだ……。世界ってまだ広いみたね。良い酒もまだまだ有るみたいだし♪ 次は世界を見て回る。冒険者ってのも悪くないかな?」
そう呟きながら、合流した2人を見ていた。片方が騒いでいるのが判る。
「ふふ、可愛いコがあたしのタイプだし〜。ほんっと、可愛い顔、してたわね〜♪ 次は……狙っちゃおうかな〜、こっちも本気で?」
舌舐りを軽くした後、ネカイは何処かへと歩いて行った。
団長の部屋の前にて。
「がははは! オレ様を、この程度の鍵でオレ様の歩みを阻めるか! とーーーっ!!」
「まるで、自分が手に入れたかの様な口ぶりだな。……ま、良いけど」
意気揚々と、ユーリが渡した鍵で鍵穴にねじ込み、扉を開いた。
どうやら錆びているらしく、回しにくそうにしていたが、力任せに回し、そして押し開けた。
「よしよし! 突撃だぁ! いいか、下僕1号。オレ様が格好よくここのボスを倒すのは決まってるのだからな」
「知らん。さっさと終わらすぞ」
小言を言い合いつつ、扉の奥へと進んでいった。
その部屋の中では、粘ついた音、そして 何かが振動する様な音も聞こえてくる。
「あ、あああぁぁぁっ……やぁぁ……」
そして、少女のモノであろう喘ぎ声もまた、部屋に響く。あの時は、部屋の外だったから、だろう。微かに聞こえてくる程度だったが、部屋中に木霊する。
「とっても、やらしい身体をしているのね〜。お嬢ちゃん?」
口調が完全にオカマ。だが、その顔はいかつい。アンバランスな姿の男、それがライハルト。手に持っている機械で、目隠しをされ、縛られている少女をただ只管責めていた。
「い、いぁ……、わ、わたし、わたしは……、いやらしくなんかっ……ぅぅう」
羞恥心、目隠しをされ、暗闇にされた事の恐怖、そして 敏感な部分を長時間に渡って責められ続けたせいもあり、処女はすっかり疲弊しきっていたが、それでも身体はびくん、と反応を続ける。
「これが、淫乱の素質じゃなかったら、いったいなんだと言うのかしら?」
必要以上に責め続けるライハルト。だが、その背後から迫ってくる戦士が2人。
「おい」
「……」
そのまま、斬ってしまえばイイもの、だが 一応確認は必要だろう。
「何? 勝手にわたしの部屋に入ってきたりして、今忙しいの」
ライハルトは、明らかに不快感をむきだして、振り返っていた。
「お前が盗賊団のボスとやらか? このランス様と、その下僕が退治しに来てやったから、ありがたく思え」
「やーね。今忙しいって言ったでしょ? このコを調教して、わ
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