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真・恋姫無双〜中華に響く熱き歌
第14話 嫉妬
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どの純粋さも合わせ持っていた。
今回の件は拾った犬たちのご飯が目当てということがそれを証明していると思った。
そのため、呂布を軍に勧誘するのを躊躇っていた。
それに今回の件で呂布だけでなく役人の対処にも問題があると考えていた。
そして、この『并州の刺使』として責任を感じていたため、呂布のことを村人が歓迎しなければ、軍に勧誘するのを躊躇ってはいたが、私のほうでなんとかしようと考えていた。
だが、村人は呂布1人ならともかく、犬たちの面倒まで見ることはできない、今の世の中で犬に食べ物を回すくらいなら村の人に回す方がいい、と答えた。
とんとんは村人にそれ以上何も言えなかった。

とんとんが村人に呂布のことをお願いしてから少しして
「すみませんでした、呂布さん。お役に立てなくて。」
「・・・とんとんが謝ることじゃない。悪いのは恋。」
2人は呂布とその犬たちが村に住むのを断られ、お互いに自分が悪いと謝罪していた。
その後にこれからどうしようかと話していた。
そこでとんとんが
「あの、もしよろしければ、私の家に来てはどうでしょうか。呂布さんと犬たちの面倒くらいなら見れると思いますし。バサラさんもどうですか?」
自分の家に来るように誘ってきた。
それに呂布とバサラは
「・・・いいの?」
「いいのか?」
とそれぞれ口にした。
それにとんとんは
「はい!是非いらして下さい!」
と笑顔で答えた。
こうして、2人はとんとんの家に行くことになった。

村を出て1日程歩き、并州の太原にある晋陽に着いた。
陳留と比べたら少し小さいが、活気のある街である。
「へえ・・・なかなか元気そうな街じゃねえか。」
バサラがそう評した。
そこでとんとんが
「ふふ、ありがとうございます。それではさっそく私の家に行きましょう!」
と言った。
笑顔で大変嬉しそうである。
「?なんか嬉しそうだな、あいつ。」
はしゃぐとんとんにバサラは首を傾げながらそう呟く。

道中で食べ物屋の食べ物の前で呂布が物欲しそうに見てその食べ物屋で肉まんをたくさん買ってはむはむと頬をハムスターのように膨らませながら食べたりしていた。
その様子をとんとんは笑顔で可愛いものを見る目になっていた。
分かりやすく言うと骨抜きになっていた。
そうこうしながらとんとんの家に着いた一行だった。
が、
「ただいま戻りました。」
「お帰りなさいませ、『董太守』様。『賈?軍師』がお探しでしたよ。」
「ありがとうございます。私も賈?軍師にお話しがありますので、ちょうど良かったです。賈?軍師を呼んでください。」
「はっ!分かりました。」
と衛兵らしき男と会話をするとんとんがいた。
それ以外にもとんとんが家と言っていたのは晋陽の街の中央に位置する一際大きな建物であった
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