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とある英雄の学園生活
第41話 キングオーガとの戦い
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 俺の言葉にシェリルさんが心配そうな表情で

 「わかりました、キラさん1人で大丈夫なんですか?」

 「俺は大丈夫です。少し時間がかかると思いますが、そっちは無理そうなら俺が倒すまで時間稼ぎをしていてください」

 「なめるな人間、貴様の力など借りずともオーガごとき下等生物ワタシ1人で倒せる」

 俺の言葉に怒りのスイッチが入ったエルフ兄は剣を抜きオーガに突っ込んでいった。

 (あの馬鹿死にたいのか?)

 (若さでしょうね)

 俺が1人でキングオーガと戦うことに変に意識したんだろう。
 俺は魔人剣の加護があるから1人でも大丈夫だが、なんの加護もないエルフ兄は1人で戦うなど死にに行くようなものだ。

 「シェリルさんはジェフに対物理防御魔法をサラは雷魔術でキングオーガの気をそらしつつジェフの援護を頼む」

 「わかりました」

 「言われなくたってわかってるわよ」

 「あとは、ここの判断で対応してくれ」

 俺は剣を抜きキンヅオーガとにらみ合う。 
 キングオーガは右手に持っている棍棒を大きく振りかぶり俺の頭をめがけて振り落とす。
 俺はかわさず氷の突剣で棍棒を真っ二つに切り落とした。
 キングオーガは巨大な体には似合わない速さで俺から離れ魔術詠唱をするが俺はキングオーガより先に無詠唱で氷魔術〈氷の吹雪〉でキングオーガにダメージを与え魔術詠唱をキャンセルさせた。
 〈氷の吹雪〉でよろめくキングオーガに俺は一気に距離を縮め左胸めがけて剣を突き刺すが、キングオーガは左腕で攻撃を受け止めたが、突き刺さった左腕が一瞬で氷ずけになった。

 「があああああああああああああぁ」

 キングオーガは痛みで叫んでいるのかわからないが狂ったよう叫びながら残りの右腕で俺に殴ろりかかってきた。
 俺は後ろに飛びそれをさけた。
 キングオーガはバランスを崩し俺は再度左胸めがけて氷の突剣を突きさした。

 「ぐあぁぁぁぁぁっぁ」

 キングオーガは叫んだが突き刺さった左胸から一瞬で体全体が氷漬けになった。

 (ふう〜)

 (お見事です綺羅様)

 (俺が強いのはシヴァとイフリートのおかげだよ)

 (ふふ、そうでもないですよ) 

 3人の方を見るとエルフ兄が突き刺した剣がキングオーガの頭に刺ささり殺ったと思ったエルフ兄が油断したところキングオーガの左パンチをくらい吹っ飛ばされエルフ兄。
 うわー痛そうだ。 

 「兄さん!」

 「サラはそのまま詠唱を唱えなさい。私がジェフを見ます」

 シェリルさんはエルフ兄に駆けつけ治癒魔術をかける。
 サラはキングオーガに突き刺さった剣めがけて雷魔術〈雷光〉を放った。
 キングオーガの頭部の剣に電
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