暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第百二話 春の穏やかな一日 中編
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
スに士郎も僅かに眉をひそめるが

「すごくケロッとしてたけど」
「だね。
 リンディさんも底なしって言ってた」

 二人も士郎と同じ意見なのか、苦笑していた。

「じゃあ、アリサちゃん、すずかちゃん。
 レティさんにこれを持って行ってあげくれ」

 そんな会話を聞いていた高町士郎が白、赤、ロゼとワインボトルを差し出す。

「あと、ついでで悪いんだけどそちらに合流してもいいですか? と伝えてもらえるかな?
 クラウンさんとだけじゃなくて、レティさんやリンディさんとも話をしたいからね」

 高町士郎の言葉にアリサの父親も頷く。

「わかりました。
 伝えておきますね」
「なら私の母も誘っておきますね」

 アリサとすずかの言葉に頷いて二人を見送る父親達。

「さて、コップの中身を飲み干して行きますか」
「では私は高町さんたちの奥様と合流させていただきましょうか。
 プライベートとはいえ提督達が固くなるといけませんからね」
「クラウンさんにお気を使わせて申し訳ない」

 コップの酒を煽り、立ち上がる男性陣。

「でしたらこちらを手土産に」

 いつの間に用意したのか料理が載せられた大皿が二つ。

「シロ君、ありがとう」
「これで合流しやすくなりますね」

 士郎(父)達とクラウンがそれぞれ皿を持って目的の場所に移動を開始した。

 それと入れ替わるように

「シロ君、ごめんね。
 調理を任せっぱなしにして」
「いえ、大丈夫ですよ。
 そっちも一段落ですか?」
「何とかね」

 美由希達がやってきた。

「士郎君もずっとここ任せきりだから食べてないし、挨拶も出来てないでしょ?」
「だな。
 ここは引き継ぐからい少し休んでくれ。
 ただでさえ君は向こうでも働きすぎなんだから」

 エイミィとクロノの言葉に働きすぎなのはお互い様ではと内心思いながらも、挨拶がちゃんと出来ていないのも事実なので

「ならお言葉に甘えて、ちょっと行って来る」
「「は〜い、ごゆっくり」」

 いそいそと早速調理に取り掛かるクロノと手を振るエイミィと美由希に見送られて士郎も移動を開始した。

 そして合流したのは

「こうして、はやてとのんびりするのも久しぶりだな」
「そやね。
 士郎君も最近忙しいもんな。
 てか学校にアルバイトに管理局と普通の社会人より急がしいんと違うの?」
「私もそう思います。
 主はやてからも言って下さい。
 家に帰ってからも魔術の鍛錬などで、見ているこちらが心配になります」

 はやてとリインフォースの二人組。

 守護騎士の面々も挨拶に行っており、はやてとリインフォースも挨拶が一段落しているところに士郎が合流した形である。
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ