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ダンジョンにSAO転生者の鍛冶師を求めるのは間違っているだろうか
一時的パーティー結成
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だ。
もしこんなことを言い出したら、引っ張ってでも移動するつもりだ。
俺はこのお転婆では済まされない娘の所為で既にめんどくさいと思っているのにその悩みの種に更に他派閥とのいざこざを加えることだけは避けたいのだ。
「そう。仕方ないわね」
しかし、俺の黒い憶測を裏切って少女はなんでもないように答えた。
「そうか。ありがとう、それとすまないな」
俺達の返事を聞いて、少し安堵した風の男は礼と謝罪を口にして、四人の元に帰っていった。
しかし、余りの素直さに驚いてしまった。
何で素直に従ったのだろう?
俺だとこんなにしつこいというのに。
何が違うんだろう?
と、男の背を追うように見詰めている少女の横顔を不躾に眺めながら思っていると、
「それで、どうするの?」
その背を見送ってすぐに少女が俺に向いて言った。
「あ、ああ。二番目のスポットがあるからそこに行こう」
反射的に目を逸らして答えた。
「じゃあ、さっさと行くわよ」
「へーい」
俺はいつの間にか付き人のように少女を先導するように歩き出した。
◆ ◆ ◆
二番目のスポットは何度か行っているので、迷う事なく辿り着けた。
「早く済ませなさいよね」
俺がルームの壁に鶴嘴を振り下ろしている後ろで少女がつまらなさそうに言う。
その声音には少し苛立ちが窺えた。
機嫌の悪い少女が発する重い雰囲気に何だか居心地が悪かったので、適当に話し掛けてみた。
「それにしても、あの時、お前が怒り出さないかひやひやしたよ」
「悪かったわね。私だって誰彼構わず無茶を言ったりしないのよ」
刺のある声で言われた。
一応怒りは覚えたけれど、それを押さえてたみたいだ。
全然顔に出てなかったけど。
ていうか、俺に無茶言ってる自覚はあったのかよ。
「他のファミリアとことを構えると、皆に迷惑をかけるでしょ?」
「だけど、俺だと迷惑はかけないからしつこいのか」
「違うわ。皆のためだからしつこいのよ」
「俺もその皆に入りたいんだけど」
「直接契約を受け入れたならね」
「なら、いいや」
と、退屈と少女の苛立ちを紛らわすために声をかけながら、鶴嘴を振り下ろしている間に続々と鉱石が姿を表していた。
別のときなら手放しで喜んだけど、今回はこれをバッグに詰めて地上まで運ばないといけないのだ。
まあたいした重量じゃないだろうから気にはしないけれど。
「こんなものかな」
採掘した山のような鉱石をバッグに詰み終えて言った。
「鉱石ってこんなに採れるものだった?」
いつとなく近くにいた少女がバッグを覗き込んで言
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