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インフィニット・ストラトス if 織斑一夏が女だったら
第十一話《織斑一夏は存在しない》
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による精神崩壊を回避する手段です。そして人格たちはそれぞれ役割を持つのです。

私は家庭環境への限界から『私』を作りました。『私』という人格の役割は、私のかわりに主人格となること。人格たちのリーダー。だと『私』と私は考えました。

そして、私は『私』を主人格とすることで世界から逃げたそうです。

次に、俺君です。俺君が初めて人格として出て来たのは、私が痙攣して気を失ってからでしたね。

『私』は拷問を受けていると時、『私』はスコールを恨んでいました。

どうして、意味のわからない理由で『私』がこんな目に遭わなければいけないのか。

『私』は確かにスコールに対して殺意を持っていました。

そして、『私』は拷問に耐えられなくなりました。

『私』はだんだんと、『私』にされている拷問が『私』以外の人間が受けている感覚になりました。

まるで、『私』が『私』が拷問されている姿を見ているような。

実際、少しの間、私が表に出て、『私』を精神崩壊から守ってくれていたのでした。

そして、私と『私』の代わりに、俺君が人格として前に出たのでした。

では、俺君の役割は・・・。

『私』はその時、スコールに殺意を持っていた。

だから。もしかしたら俺君は・・・

*

俺の周りは爆煙とともに肉の焦げたにおいが立ち込めていた。

―――これが、強者。

俺は心底興奮していた。今まで何もうまくいってなかった俺が、初めて人より優れた力を持った。

一気に世界が変わって見えた。俺以外の全員が弱者。取るに足らない雑魚。

笑いが止まらなかった。今まで俺を馬鹿にしてきた奴らを心から見下した。

―――ざまぁみろ。俺はこんな力を手に入れた。誰にもない力を。

俺はこの力でどこまでやれるか試したかったから。だから、敵味方関係なく、破壊を始めた。

*

あぁ、いやな予感がします。

もし、この空間の色が外の人格の色を示しているとしたら、今頃どうなっているのでせうか。

『私』達は何としてでも、この空間からでなくてはいけなくなりました。

*

俺は半ISを5人、訓練機≪打鉄≫を8機破壊していた。

俺は確信した。

俺は強い。負ける気がしなかった。

「一夏っ!!」

聞きなれた声の主から、いままで聞いたことのない叫び声がした。

俺はゆっくりと振り向いた。

「千冬姉」

織斑千冬が≪白騎士≫を纏い、立っていた。

――調度いい。

今、ここで、世間に証明してやる。

俺は、織斑千冬より、優れていると!










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