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逆さの砂時計
それゆけ! べぜどらくん。
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た。


 翌日の朝。
 「はい、お兄ちゃん!」
 「やぁ、リリン。すっかり元気になったみたいですね」
 病院の入り口の前には、医者と少女とクロスツェルと……呆然とするベゼドラが居た。
 「いや、アンタが来てくれて良かったよ。いろいろ目が覚めた。今日から頑張ってくれよ、レネ!」
 白い診察用の服を着た中肉中背で金髪碧目の男医者が、同じく白い診察用の服を着た少女の肩を叩く。
 「うん! ……じゃなかった、はい! よろしくお願いします! 一緒に頑張ろうね、リリン」
 少女はリリンの真っ白で小さな体を抱え、元気一杯に笑う。
 リリンは、少女と同じ金色のくりくりとした目をベゼドラに向け

 「ニャアオ」

 とても愛らしい声で鳴いた。


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