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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
SAO
世界の終焉
第38話
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素性を明かそうと思ったのだがな。キリト君の言う通り、私は正真正銘茅場 晶彦。そして、第100層のそしてSAO最終のボスだ。』
『『『『『??』』』』』
その言葉を聞いたキリトを除いたみんなが騒然となった。
サチ『まさか、SAO最強プレイヤーが、最悪のラスボスなんて……。』
ヒースクリフ『まさかと思ったが、こんなところで看破された上に、君に恐怖する結果となった、サチ君。』
サチ『私??』
ヒースクリフ『最初は弱々しいと思っていたが、いつの間にか私の常識を超えるまでに強くなってしまったのだ。
その際私は、危機感に近いものを抱いたよ。おそらく最後には、私の前に立つのは、君とキリト君だと思っていたよ。』
サチ『……。』
そして、茅場の言葉を聞いたサチは驚いた。サチは、まさかヒースクリフから危機感に近いものを抱かれていたとは、思ってもいなかったのだ。
その時…、
『おのれ…よくも…よくも我々の忠誠を…許さん…許さんぞ??』
ヒースクリフの正体を知った<血盟騎士団>メンバーの1人が、茅場を攻撃しようとした。
だが…、
『≪ガクン…バタンッ??≫』
茅場は素早い手つきでウインドウを操作。その直後、男は地面に倒れ込んだ。男のHPバーを確認すると、グリーンの枠が点滅している。麻痺毒だ。その後も茅場はウインドウを操作。すると…、
≪バタンッ??≫
茅場とキリトを除く全員が、地面に倒れ込んでいた。しかも、HPバーはグリーンの枠が点滅している。紛れも無く麻痺毒だ。
キリト『どうするつもりだ。俺達を殺して事を隠蔽する気か?』
ヒースクリフ『嫌、そんな事はしないさ。看破された以上、私は一早く^紅玉宮^にて君等を待つ。
だがその前に、私の正体を暴いたキリト君にチャンスを与えよう。』
キリト『チャンス?』
ヒースクリフ『私と勝負する事だ。不死属性は当然解除する。もし私に勝ったら、その時点でゲームクリアとなり、SAOの全プレイヤーはこの世界から解放される。』
なんと茅場は、キリトに勝負を持ち掛けた。とはいえ、相手は管理者の茅場 晶彦。どんな手を使うか解らない。
とその時…、
サチ『くっ、残念だけど……そう上手くは…行かないよ??』
そう言ったサチは"トライレジスト"を発動。状態異常を回復出来るが、その成功確率は1/2くらい。
トッププレイヤーでも、使った試しが無いとの事。
だが…、
サチ『≪スクッ≫』
サチはその場から立ち上がった。しかも、HPバーはグリーンの枠が点滅していない。麻痺毒が解除されたのだ。
ヒースクリフ『ほお、流石だな。使うプレイヤーが殆ど居ないスキルを見事成功させるとは。』
サチ『キリトの相棒を、甘く見て貰ったら困るわ??』
そう言ってキリトの側に立ったサチは、槍を装備して茅場に向けた。
キリ
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