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魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈下〉
九校戦九日目(6)×祝賀パーティーと烈&玄信のフリートーク
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るが、それは表であり裏では零達也からの指示で従っただけだ。烈が退役時階級は少将であり、玄信が行った儀礼は十師族の長老としてではなく公的な秩序による事だった。

玄信はB級ライセンスを持つ魔法師であり、十師族を頂点とする魔法師コミュニティのメンバーである。それと同時に『忍術使い』と分類されている古式魔法の魔法師でありながら、次元パトロール隊第0課所属とCBの元部下である事から織斑一真には敬意を称している。烈もそうだが、現代魔法の象徴である十師族をコントロールしている者が零家であるので余り冷ややかな感情を持っていない。

「席を外せ」

「ハッ」

玄信はあくまで、風間少佐としての仕事を果たした従卒を部屋の外へと下がらせた。それと飲み物を持ってきた事で、まずこの部屋を防音結界を張るべく一真から借りた遮断装置を発動させた。これは国防軍少佐と九島閣下との密談ではなく、あくまで織斑一真の元部下同士のフリートークとなるからだ。

「これで大丈夫でしょう。一応少将から借りてきた防音結界と人払いの結界を機械にしてもらいましたので、これで外からの声は遮断されました。今日はどう言った用件ですかな?烈」

「ふむ・・・・流石は一真様が創り出した結界だ、それを端末にするとはね。それと名前で呼ばれる事は実に久しぶりのように聞こえる。それと玄信の主要部下がいないようだが?孫に会うのもいいかと思ったが、いつでも会えるしな」

「現在織斑少将率いる『無頭竜捕獲部隊』を結成して、今出掛けた所のようですぞ。それと報酬は私と烈の分もあるようだと、先程私の部下から聞きました」

「十師族嫌いについては相変わらずと言ってもいいのだが、それは表であり裏では一真様率いる零家が十師族を取り扱っていると聞いている。それにしても捕獲部隊とは、私も参加したかったな」

「元々兵器として開発された現代魔法とは違い、古式魔法を使う我々は古の智恵を受け継いだだけの人間でありますからな。現代魔法の在り方に嫌悪感を抱くのも無理はないかと、それに織斑少将は現代でも古式でも違うある意味では本物の魔法を使える唯一の存在とでも言いましょうか」

「確かにそうかもしれんな。私や玄信が使う魔法が技術によってだと思えば、一真様が使う魔法は真なるモノに違いない。我ら現代魔法と古式魔法の術者も、嫌悪感を抱くのであれば自らを人間ではないという認識を子供や若者に強要する遣り口になるだろう。それに本来であれば、深夜と真夜は仲違いを起こしていたが一真様がいたお陰か四葉家からの報復で、大漢崩壊を阻止出来たのも一真様のお陰である。私は三年前の当時は、師族会議議長であったが今も師族会議議長補佐をしている。現在の議長は零家代行者がやっている事については、玄信も知っているだろう?」

という風に本来ならここで主人
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