第13話
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「誰かを助けるって事は、その人の命だけじゃなくて、こころも助けなきゃいけないんだね。」
「そうよ。ならまどか、あなたはどうするの?」
「あむちゃんを助けたい。ただ、洗脳から解放するだけじゃなくて、悩んでいるこころも助けたい!」
「ええ。それじゃあ、行くわよ!!」
そして、私とエイミーは光に包まれた。
「私のこころ、アンロック!!」
私のその言葉と共に、エイミーはたまごに戻って私の中に吸い込まれた。そして、私の姿が変化する。リボンはキャラチェンジの時と同じで白くて長いもの。服は白いドレスになり、右手には弓が握られている。
「キャラなり!ワンダーマジック!!」
これが、私のキャラなり。皆の命だけじゃなくて、こころも救う為の姿。
「キリカさん!一度下がって下さい!!」
「まどか!」
『ついにキャラなり出来たのか!?』
「はい。あむちゃんの事は私に任せて下さい。」
「でも、初めてのキャラなりなのに、大丈夫?」
「大丈夫です。」
そう答えると、私はあむちゃんの前に出た。
「あむちゃん!」
「まどかまで・・・もう、あたしに構わないで!!」
槍を構えてあむちゃんは私を拒絶する。でも、私はそれで引き下がったりしない。
「あむちゃんは、悲しかったんだよね?」
「何を言って・・・」
「ゆまちゃんのパパとママを助けられなくて、ゆまちゃんのこころを救えなかったのが。」
それを聞いたあむちゃんは表情を驚愕で染める。
「もちろん、手を取ったゆまちゃんのパパを直接助けられなかった事も悲しかったと思う。でも、やっぱり一番助けたかったのはゆまちゃんのこころなんでしょ?」
「・・・そうだよ。でも、あたしは助けられなかっただけじゃなくて、無かった事にする為にゆまちゃんを危険な道に進ませようとした。」
「そうだね。確かに、ゆまちゃんをキュウべえと契約させようとしたのはあむちゃんだよ。でも、ゆまちゃんのパパとママを助けられなかったのは私達全員。だから、その事について1人で抱え込まなくてもいいんだよ。」
「まどか・・・」
あむちゃんは私の言葉を聞いて涙を流す。その時・・・
「あむ!何をしてる!!」
優木沙々があむちゃんに向かって叫んだ。
「そいつは甘い言葉でお前を騙そうとしてるんだ!さあ、戦え!!」
「あんたの相手は、あたしだ!!」
でも、さやかちゃんが斬りかかってそれを止める。
「だから悩む時は一緒に悩もう。それで、どうすればいいのか皆で決めよう。私達、友達でしょ?」
「うん。」
「よおし!あむちゃん、行くよ!!」
私は弓に鏃がハート形になっている矢をつがえた。
「いつでもい
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