第13話
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だった。そう、皆??キャラになっちゃたんだ。
「あたしのこころ、アンロック。」
私達が衝撃を受けている間に、あむちゃんがその言葉を淡々と告げる。すると、ラン達が“全員”たまごに戻ってあむちゃんの胸に吸い込まれた。そして、変身する。その姿は優木沙々と同じで道化師のような姿だった。でも、黄色をメインにした明るい優木沙々の衣装とは対照的に、こっちは紫を基調とした暗いイメージをしている。そして、頭にハート、右肩にスペード、左肩にクローバー、そして胸にダイヤのマークを付けて、顔には目の所が??になっている左側だけのピエロのお面を付けていた。
「キャラなり、ジエンドジョーカー。」
「しゅごキャラ4人同時に!?」
「そんな事が出来たの!?」
「クライマックスランス」
私とキリカさんが驚いていると、あむちゃんは右手に両端に刃のある黒い槍を取り出した。そして、それを構えて突撃して来る。
「私が前に出るから、まどかは援護をお願い!!」
キリカさんはそう言うと、あむちゃんに向かって行った。そして、互いが武器を振るってぶつかり合う。
「皆、あたしの事、最低って思ってるんでしょ?」
「何を言って!」
「自分の失敗を無かった事にする為に、ゆまちゃんを危険な目に遭わせようとした、そんな私に何の用なの?」
「決まってる!君を助けに来たんだ!!」
「嘘!誰もあたしなんかを助けてくれる訳ない!!」
あむちゃんの叫びと同時に槍と鉤爪がぶつかり合う。
「自分のことを“なんか”なんて言うな!普段の君なら、そう言うハズだ!!」
「うるさい!!」
あむちゃんはそう叫んで槍で何度も突くけど、キリカさんはそれを避けたり鉤爪で弾いたりする。どうしよう。これじゃ、2人が近過ぎて援護出来ない。そう私が考えていた時だった。あむちゃんの首にあった魔女の口付けが消えたのは。
「やった!」
きっと、ほむらちゃんがあむちゃんに口付けを付けていた魔女を倒してくれたんだ。でも、あむちゃんは止まらなかった。
「どうして!?」
「きっと、まだあの優木沙々と言う魔法少女が操ってるのね。」
私が困惑していると、エイミーが解説してくれた。
「でも、彼女を倒しても、完全にあむを救う事は出来ないわ。」
「どう言う事、エイミー?」
「魔女の口付けが取れたのに、まだ??が付いたままって事は、あの子の悩みは本物と言う事よ。つまり、洗脳から解放するだけじゃダメだわ。あの子のこころも救ってあげないと。」
「あむちゃんの、こころも・・・」
そこで、私は気付いた。マミさんは魔女を倒す事で皆の命を守ってるけど、あむちゃんは??たまや??キャラを浄化する事で、皆のこころを守っていたんだって。
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