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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
SAO
世界の終焉
第37話
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その時、ミニマップの天井に敵アイコンが表示された。
フロアボスだ。
サチ『上だよ、天井に居る??』
『『『『『??』』』』』
サチの叫びに反応した一同は天井へと見上げる。
するとそこにはムカデのような全長10m以上ある巨大なモンスターがいた。全身が骸骨で足には大鎌がついている。
モンスター名は〔スカル・リーパー〕。直訳すると、“骸骨の刈り手”と言った所だろう。
すると〔スカル・リーパー〕はキリト達を見据えると、彼等目掛けて落下して来た。
ヒースクリフ『みんな下がれ??』
その一言でみんなは下がり出したが、反応が遅れた<聖竜連合>のメンバーと思しき3人が、地面に着地した〔スカル・リーパー〕の攻撃を受けて宙に吹っ飛ばされた。その3人は、LPが一気に減って0になり、ポリゴン状となって消滅した。
キリト『一撃で…だと……?』
サチ『嘘っ……。』
キリト達は唖然とした。トッププレイヤーをたった一撃で倒すなどあり得ない。
すると〔スカル・リーパー〕は、新たに見定めたプレイヤーの一団目掛けて突進した。
そのプレイヤー達は、恐怖のせいか動けないでいた。
〔スカル・リーパー〕が大鎌を振り下ろしてプレイヤーを襲おうとしたその時…、
≪ガキンッ??≫
ヒースクリフが、手にしていた盾で攻撃を防いだ。
だが、〔スカル・リーパー〕は別の大鎌で新たなプレイヤーに攻撃を加えようとする。
キリト『くっ??』
それを見たキリトは飛び出し、大鎌を2本の剣で受け止める。
キリト『重…過ぎる……。』
だが、キリト1人では防ぎきれない。
≪ガキンッ??≫
その時、サチが"ウェポンバッシュ"で〔スカル・リーパー〕を硬直させて動きを止めた。
キリト『ありがとう、サチ??』
サチ『どう致しまして。』
キリト『だが、あの一撃を1人で躱すのは無理だ。サチ、力を貸してくれ??同時に受ければどうにかなる??』
サチ『解った??』
アスナ『私も手伝うわ??』
キリト『よし、サチ、頼む??』
サチ『任せて??』
キリトの一声に呼応して、"シャイニング・エコー","危険回避の指示","防御無視"を立て続けに発動してパーティーを強化。それと同時に、3人は〔スカル・リーパー〕と対峙した。
〔スカル・リーパー〕は、キリト達を睨み付ける。
その時、キリトは叫んだ。
キリト『俺達は奴の大鎌をなんとかする、その隙に側面から攻撃するんだ??』
エギル『応??』
クライン『任せろ??』
キリトの叫びにクライン達は応じた。その時、〔スカル・リーパー〕はキリト達目掛けて大鎌を振り下ろした。
≪ガキンッ??≫
3人は、それを受け止めつつ攻撃する。もう片方の大鎌は、ヒースクリフが引き受けてくれた。
その後3人は、大鎌を躱しては反撃を繰り返し、時にサチが
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