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ソードアート・オンライン〜Another story〜
現実世界
第122話 記憶の欠片
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それは直葉が、夢の世界へと入っていった同日の事。
隼人は一日の日課であるリハビリも難なくこなし、爺や特性の栄養満点の夕食を頂いてゆっくりとしていた。
心身を鍛えると言う意味で、ジム以外でも武道系も行っていたのが幸いしたのだろうか……? 元々、職業柄 身体を動かす事が苦手か? と思われるイメージを持たれがちだが、それは違う。
興味が無いだけであり、運動神経と言うものは、良い方だろう。
それは、かつての事件で、自身の無力さを嘆き 頭だけでなくある程度は磨かなければならないと 自分の中で決めた事でもあったのだ。
「さて……と」
隼人はある程度、体力も筋力も戻ってきており仕事業も再開出来るようになっていた。
そもそも彼の仕事は、デスクワークを主としている為、リハビリを初めて、そんなに時間がかかることなく、復帰する事が出来ていた。
……でも、当然だが、仕事の復帰に遅れた。
それは、爺やにこれまでの素性を隠せと言われていたからそれに従ったからだ。
アカウントも全て一から作り直し 全てを初期化してから仕事を再開したのだ。爺や事、綺堂源侍は、IT関係の世界に顔がきく。
リュウキと言う人物との接点はもう無いと言う事実を伝え、そして新たな戦力をと言う事で紹介した。と言う名目で仕事を行っていた。
それも、間を開けて。
直ぐに即戦力を見つけたとなれば、同一人物だと思われてしまう可能性が高いからだ。
そして新たのリュウキのHNは《ドラゴ》
……ネームを作るのは安易にしている。
これはただ単純に竜崎の《竜》を英語にして《ドラゴン》。
そこから《ン》を抜いたものだ。
……隼人は中抜きがどうやら好きのようだ。
隼人は、爺やに購入して貰ったアミュスフィアを装着した。安全確認はもう既に爺やに何度も何度も確認してもらっている。
あの世界に、爺や自らダイブし、そしてログアウトを繰り返している、それだけの行為だが、何度も何度も行い、そして 安全だと判断して、OKを貰ったのだ。
このソフトとハードは、安全だと言う事を爺や自身に知ってもらった。
その決めては勿論、最大限の確認事項の項目の有無だった。
それはまず間違いなく存在して難なく帰ってこれていた。さっきも言ったが、それでも爺やは、何十回も……試したのだ。
「爺やには、本当に心配してくれてるんだ……」
あの姿を見た隼人はそう思うのは無理も無い事だろう。それだけ、大きな事件だった。
あの《SAOの事件》と言うものは。
「うん……。心配はかけたくないんだけれど……ヤッパリ我慢できそうにないんだよね……ぅぅ」
隼人はそう考える。
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