第四十四話 胎動
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包んでいるのを確認すると、その深紅の瞳に歓喜の感情を浮かべてゲマを見た。
「つまり、このバリアがある限り俺の躯には傷一つつかぬと。そう言うわけですね?」
「ええ、そうです。さて、私はイブール様の命によりそろそろ教団の本部に戻らなくてはいけませんが……何か連絡は?」
「はい、それが……」
×××からの情報を聞き終えると、ゲマは×××にこう言った。
「あなたには期待していますからね。我が光の教団の名の下に無事グランバニア城襲撃を成功させなさい」
「はっ。必ずやあなた様のご期待にお答えします」
×××からの返事を満足げに聞くと、ゲマは闇に溶けるようにしてその場から消え去っていった。
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