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魔法少女リリカルなのは 世界を渡りあるく者
問題児編 第1章 手紙に誘われ
最強の階層支配者
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然変わった。この変化に先程の三人は驚き、固まっていた。恐らくは星を一つ、世界を一つ創り出したかのように見えているのだろう。だが俺は騙されない。なにせ、これと同じことを限定的に俺は出来るのだから

「白夜叉、白夜と夜叉。この世界はお前を表すゲーム盤といったところか」

「そうとも。ーーーさて、今一度名乗り直すとしよう。私は"白き夜の魔王"ーー太陽と白夜の星霊・白夜叉。おんしらが望むのは、試練への"挑戦"か?それとも対等な"決闘"か?前者ならば手慰み程度に遊んでやる。だがしかし後者ならばーー魔王として、命と誇りの限り闘おうではないか」

あの、全員が全員自信家である三人が共に即答出来ずにいた。当然だろう。このゲーム盤と高まった威圧、これを受けてもまだ引かぬのはただの愚か者のすること。その点彼らはわかっていた。ゆえに

「わかった。今回は試されてやるよ白夜叉」

「ええ、そうね」

「うん」

彼らは命を捨てることよりもプライドを捨てることを取った

俺は内心ホッとしつつも

「その中に俺たちは含まれてない、っていう認識でいいか?」

「勿論。おんしたちは決闘じゃ。この私をコケにしたのだからな」

笑いながらそう言ってきた。くそ、これなら下手に出ればよかったか?今更ながら自分の言動をほんの少し後悔する

「では、先に小童どもの試練からやるとするかの」

ーーーーーーーーーーーーーー

挑戦者は春日部嬢。試練の内容は気高きグリフォンに認められるというもの。その試練に対して彼女は臆することなく、勇敢に立ち振る舞い見事達することができた

「さてと、ではこちらも始めるとするかの」

「し、白夜叉さま!どうか考え直してください!!」

先程からも繰り返している、黒ウサギ嬢が頭を下げるのを見て俺は彼女の前に立つ

「大丈夫だ。安心しろとは言わないが後ろで見ててくれ」

「で、ですが」

「逆廻少年。彼女のこと頼むぞ。いざとなったら止められるのは君一人だ」

俺は後ろを見ずに魔法を用いて黒ウサギ嬢を逆廻少年の隣に移動する。彼ならこれから起こる余波程度ならば防げるだろう

「さて、なら始めようか白夜叉。ーー悪いが勝たせてもらう」

ーー初っ端から本気だ

<エクストリームブレイク>

「ええ。さっきの言葉は事実だと証明します!」

ーーいくわよ、クロスミラージュ

<ECコントロール スタンバイ>

俺とティアナを中心に魔力が渦巻く。それを見て白夜叉は笑みを深め

「フフフ。これは久しぶりに楽しめそうじゃの」

呑気なのも今のうちだ

目に物を見せてやりましょう

俺たちは心を通わせ、同時に声高らかに叫ぶ

「「ドライブイグニッション!!」」


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