問題児編 第1章 手紙に誘われ
最強の階層支配者
[4/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
お誘いしたのは私でもあります」
本当か?悪いがこいつにカケラを超える力があるようには見え無い。ただ、完全に嘘ってわけでもなさそうだから力があるのか、あるいは他の誰かに協力してもらったのか
と、頭を下げている中春日部嬢が黒ウサギ.....なんか嬢ちゃんっていう風には見えないけど嬢でいいのか?まあいいや。黒ウサギ嬢の背後をとり、耳の根元の方をガシッと鷲掴み
「えい」
「フギャ!」
「うわ....」
隣のティアナが若干引くレベルの力で引っ張る。黒ウサギ嬢は女性が出してはいけない叫びをあげたあと春日部嬢に対して文句を言うが、残りの問題児達も春日部嬢に乗っかる形で黒ウサギ嬢の耳を弄り始めた
俺とティアナはその光景を見ながら
「これは止めるべきでしょうか....?」
「まあ、いいんじゃない?下手うつと俺たちまで巻き込まれそうだし。....煙管すっていいか?」
「ダメです」
「きびしー...」
のほほんと湖畔に座ってました
ーーーーーーーーーーーーーー
その後やつらが満足するまでに一時間弱かかってしまい、黒ウサギ嬢の説明を聞くまでにかなりの時間がかかってしまった。やっと聞けた説明をまとめると
・ここの名前は箱庭。ここには修羅神仏から授けられた"恩恵"を持つもの達が「ギフトゲーム」というもので争っているらしい。争うといっても賭けているものは、例えば果物、野菜、日常品などの売り物などから、土地や人、果ては恩恵そのものなどもあるらしい
・俺たちはその恩恵を所持しているためこの世界に招かれた
・ギフトゲームとは様々な"主催者が開催しており、勝者にはその"主催者"が提示していた商品をゲットできる。チップはなんでもいいらしいが、基本的に双方納得していなければ行えない。ただ町のお店やなんかでは結構やってるらしいので参加が簡単なものもあるのだろう
・"コミュニティ"に属さなければいけない
・この世界は外界よりも面白い
こんな所か。このあと、黒ウサギ嬢がこのまま立ち話もなんだから自分のコミュニティに来ないかと提案してきたが...
[ティアナ、どうする?]
[何か裏がある気がしますね...]
やっぱティアナもそう思うか。さっきから彼女の言葉の裏には焦りに近いものを感じた。まるで俺たちに離れられたら終わりと言わんばかりに
[でも、着いて行く以外に選択肢はない気がします]
[....うし。まあ何かあっても俺たち2人程度なら逃げられるしな]
そう考え、俺たちは彼女について行くことにした
ーーーーーーーーーーーーーー
さてさて、歩くこと30分程度、俺たちは一先ずのおもてなしとして喫茶店に入っている。途中
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ