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鐘を鳴らす者が二人いるのは間違っているだろうか
特別授業!教えてヘスティア先生! 〜BDFFってどんなゲーム?の巻〜
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てとうとう公国軍の正式な仲間入りを果たすことになったのだ。こんなにも嬉しい事はない。イデアは自分の夢への第一歩に意気揚々と踏み出していった。
 イデアは師匠のカミイズミから刀を授かり、父と多くの兵士たちに見送られながら飛空艇で大空へと飛び立っていく。
 その先に想像もつかない苦難の連続が待ち構えていることを、彼女はまだ知らない……。


 ティズのあらすじ

 ノルエンデで牧畜をしている少年、ティズ・オーリア。
 その日まで、彼は両親や弟と一緒に何一つ不満のない平穏な生活を送っていた。
 だがその日、突然村の大地が何の前触れもなく巨大な光に貫かれた。砕ける大地……家が、羊が、人が、あらゆるものが目の前で光に呑み込まれていく。ティズは必死になって手を伸ばし、どうにか大地の裂け目に落下しようとしている弟の腕を掴んだ。
 決して離してはいけない、助けられる筈の弟の命――だが、次の瞬間大きな揺れがティズを襲い、その衝撃で弟の手が離れた。悲鳴を上げて奈落の底へ落ちていく弟を、ティズは呆然とみつめるしかなかった。
 その後、巨大な大穴が開いたノルエンデの近くの渓谷で、意識を失った一人の少年が発見される。
 家族も、居場所も、全てを失った少年――ティズであった。
 しかし、この悲劇は彼の果てしない戦いの序曲でしかなかったのだ……。


「……神様。アニエスさんとティズさんの過去がハードすぎます」
「うん……いや、ボクは知ってたけどさ。特にティズ君とか絶望しかないよね……あ、ムービーはYOUTUBEとかにも投稿されてるよ!ともかく、BFFFはこの4人を中心にストーリーが回っていくよ!」

 それでは、知らない人の為にBDFFのストーリーの序盤をものすごく簡単に説明させてもらう。



 ノルエンデの悲劇から1週間がたったある日、ティズは王国の宿で目を覚ます。
 そしてティズは、ノルエンデが大穴に呑みこまれてしまったこと――そして生存者が自分以外に発見されなかったことを聞き、愕然とする。
 ティズはいても経ってもいられなくなり、一人渓谷を抜けてノルエンデを目指すが……そこには、巨大な大穴があるだけだった。失意に膝をつくティズ……そんな彼の耳に、一人の少女の独白が聞こえた。

 ――いまだ見たことのないあなた。

 ――どこにいるかもわからないあなた。

 ――私の祈りが届いていますか?

 ――私の見ているものが、見えていますか?

 ――このまま、世界の境目は崩れ去ってしまうのでしょうか……

 ――この恐るべき災厄を止めることが、私にできるのでしょうか……

 少女の名前はアニエス。ティズは最後の望みをかけて「自分の他に生存者を知らないか」と問いかける。だが、帰ってきたのは否定の言葉だった。これ
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