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インフィニット・ストラトス if 織斑一夏が女だったら
第十話《努力せずに得た力》
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のか。

だが、俺に操縦権が戻ったなら好都合だ。

ーーまずは、負傷者避難の時間を稼いでやる。

ISのスーパーセンサーに反応する身元不明のIS。これ等をまず、足止めだけでもしてやる。

俺は俺のすぐ上を飛んだ《半分(ジェ)IS人間(ミニ)》に目をつけた。

ーー飛ぶには、目の前に、円錐を展開するイメージ!

俺は飛ぼうとした。だが現れたのは、鋭い針。俺の目の前の地面から鋭い円錐が生え、ジェミニを突き刺した。

何が起きたかわからなかった。敵の攻撃・・・ではない。じゃあ・・・

俺はもう一度、飛ぼうとした。

だが、また、鋭い円錐が目の向く所から勢いよく生えた。

・・・もしかして、これは。

俺は右手に千冬姉がつかっていた近接用プラズマブレードをイメージした。そしてそれは俺の手元に出現した。

俺は空を飛ぶイメージをした。体が浮く。

俺は目の先への瞬間移動をイメージした。視界が一瞬で変わる。

ははは。

俺は船をイメージした。足元の地面が白く光り、『私』と乗ったのと同じ船が現れた。

俺は鈴の龍砲をイメージした。エネルギー翼の上に龍砲が現れた。

俺は目の先にあるジェミニが爆発するのをイメージした。無理だった。

・・・調子に乗るのは、俺の悪い癖だ。

でも、わかってきた。

俺は目の先にあるジェミニの下にミサイルをイメージした。ミサイルがジェミニに当たり、爆発した。

俺は確信した。

俺は力を得た。

特別な力。俺にしかない力。

気づいたら俺の周りにジェミニが集まっていた。

敵と思われたかな?










あぁ




























・・・邪魔だな。雑魚の癖に。

俺は降り注ぐミサイルをイメージした。

IS学園に、ミサイルが降り注いだ




*



全ての記憶を思い出したら、『私』は涙が止まりませんでした。

『私』は、どうしたらいいのですか。こんなことを知って、私に何ができるのですか。

『私』が蓋をした記憶を取り戻しても、それはもう、どうにもならないことなのでした。








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