暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜共鳴の宴舞台〜
SAO:アインクラッド〜共鳴しあう絆の中で〜
ボス戦、始動
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動かしルインの体力を確認すると、残っているのは五割と六割の間のあたり。

軽金属鎧を装備している彼で約半分。

そして今、前で戦っている二人はスピードを落とさないように最低限の防御力で戦っている。

もしも。

同じような攻撃が、自分達より体力も防御力も低い上に、二割ほどのダメージを受けている二人が受けたら。

最悪の事態が、頭をよぎった。

忌まわしい悪夢に、二人が殺されると。

いてもたっても、いられなかった。

「うぉぉおおあああ!!」
「嘘っ!?」
「フォルテ!?」
「待てっ!バカ!」

愚直に、素直に。突っ込んでいた。

さっき二人が攻撃を受け、後ろまで吹っ飛ばされた時、リークとフィーネは先ほどと同じように翻弄する作戦に出た。

これならまだ持ち直せる、と。

そこへ、想定外が突っ込んだ。

いうまでもなく、フォルテだった。

今の二人の間に混ざるということを簡単ににいうならば。

少しでも力をかけると割れるような氷の膜の上を突っ走って通り抜けるような。

無茶苦茶な所業。

また彼の中に生まれ始めた悪夢の恐怖を消すように、全力で。

全力で????????通り切って見せた。

これは単に偶然ではない。

二人が集中力を極限まで高めてフォルテの道を無理矢理にでも作ろうとしたことも要因の一つだが。

フォルテの動きは、その歪な道を完璧に沿っていた。

つまりは、信頼。

フォルテも、リークも、フィーネも。

()()()()()()()()()()()()()と、信じていたからできた芸当である。

そして。

「《響き渡る律動(リサウンド・リズム)》ゥゥ!!」

もう一度、この部屋にドリルのような連続音が鳴り響く。

リークとフィーネが少しずつ削っていたHPバーをさらに削り、二本目のバーを四割ほどまで削る。

今回は骨折(フラクチャー)は起きなかったが狩人は吹き飛び、()()()()()まで強引に移動させられる。

ところで。

話は変わるが、「一撃必殺」というものを聞いて、思い浮かぶものはなんだろうか。

スナイパーのような銃器だろうか?

雷撃を放つような魔法だろうか?

どんなものでも叩っ斬る剣だろうか?

もちろんそれもあるだろう。そして一撃必殺の技を習得すれば、このような世界では比喩なしに最強を名乗れるだろう。

だが、ただ一撃必殺の技があるだけでも
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