SAO:アインクラッド〜共鳴しあう絆の中で〜
ボス戦、始動
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、剣の腹で受け止めた狩人の肩を滑らせ、後ろに受け流す。
そこには、テニスラケットのように棍を振るうフォルテがいた。
「《響き渡る律動》!!」
一閃。
ガガガガガガガンッ!!と
フォルテの棍が当たった場所に幾度ものダメージエフェクトが飛び散り、狩人が吹き飛ぶ。
残りHPは、四割と五本。それなりの耐久を持っているようだ。
《響き渡る律動》は共鳴棍専用スキルのいわば単発連撃技である。
動き自体は単発技だが、音が反響して何度も聞こえるように、攻撃を当てた場所に何度も追撃が発生するのだ。
そしてそんな攻撃を腕や足などの箇所に当てた場合、低確率で共鳴棍特有のデバブが発生する。
そう、こんな風に。
「なんだ……あれ?」
狩人のHPバーの下に見たことのない、棒を折ったようなアイコンが表示される。
「特殊状態異常??????骨折。その箇所を使う攻撃をすると、ダメージが発生します」
「うっわ受けたくねぇ……」
「今度やってあげましょうか?」
「丁重にお断りするよッ」
体制を立て直した狩人が近い位置にいたルインに飛びかかる。
彼はもう一度受け止め、そこを今度はフォルテ、リーク、フィーネの三人で攻撃を始める。
ルインが攻撃をせずに防御に徹底しているため、フォルテも攻撃に参加している。
事件は、一本目のバーが消え、二本目のバーが一割ほど削れた時だった。
「かはっ……!?」
徹底しているとはいえ、ルインの武器は大剣。剣の中では防御に向いてはいるがボスクラスのモンスターの攻撃をそう何度も捌き切れるはずもない。
つまり簡単に言えば。
「がぁぁああああッ!?」
ルインがぶん殴られたということだ。
「ルイン!?」
「フォルテ!危ない!」
「な!?が、ぁぐぅ!?」
このギルドメンバーには盾持ちのプレイヤーがいない。
そのため、一番武器防御に向いているルインが担当することになっている。
そしてそのルインがやられたということはつまり……
こういうことである。
「ぐっが、はぁッッ!?」
リーク、フィーネと比べてスピードの低いフォルテは攻撃を避けられなかった。
がりがりと、自身のHPバーが五割ほどまで削られ、後ろまで吹っ飛ばされる。
そこで、気付いた。
フォルテは鎧を着ているわけではないが、身につけている装備品はそれなりに使える品だ。
その上で体力が半分持って行かれた。
即座に目線を
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ