第12話
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んがほむらちゃんの名前を出して、さやかちゃんは明らかに嫌そうな顔をした。さやかちゃん、ほむらちゃんと仲悪いからなあ。
「美樹さん。今はそうは言っていられないわよ。」
「分かりましたよ。でも、明日休みだから学校で会って頼むっていのうは無理だし、どうするんですか?」
「そうね。悠長に待つ事は出来ないわ。日奈森さんのご両親も心配するでしょうし。」
マミさんの言う通り、その沙々って子は自分の魔女が人を襲ってもいいって考えてるみたいだし、あむちゃんを家に帰らせるなんて事はしないと思う。
「私がどうかしたかしら?」
その時、私の背後にいきなりほむらちゃんが現れた。
「うわっ、びっくりした!?あんた、いつもそうだけど、いきなり現れるのやめなさいよね!心臓に悪い!!」
さやかちゃんがほむらちゃんに文句を言うけど、ほむらちゃんはそれを無視して話を続ける。
「それで、何の話かしら?」
「暁美さん。あなたに頼みたい事があるの。」
マミさんがほむらちゃんに事情を説明した。
「そう。それで、見返りは?」
「あんた!こんな時にそんな事を!!」
「あなたが倒した魔女のグリーフシード全てと、私が倒した魔女のグリーフシードの半分でどうかしら?」
見返りを求めるほむらちゃんにさやかちゃんは文句を言おうとするけど、マミさんがそれを止めて見返りの内容を言った。
「それで充分よ。取り引き成立ね。」
「ありがとう。それじゃあ、早速あの子を探しに行きたいんだけど。」
「それなら心当たりがあるわ。着いて来て。」
そう言って、ほむらちゃんは歩き始めた。
「ちょっと待って!?何であんたがそんな事を知ってんのよ!!」
「優木沙々は前から少しマークしてたの。だから、ある程度は行動を読む事が出来るわ。」
怪しむさやかちゃんにそう答えると、ほむらちゃんはそのまま先に進んで行った。
続く
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