第12話
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出る“狩場”の1つ。だから、こうやって縄張りを横取りしようと別の街から魔法少女がやって来るのは初めてじゃない。
「そう。でも、はいそうですかと渡す訳にはいかないわ。」
「分かってますよ。だから、力強くで行かせてもらいます!!」
優木沙々がそう言った時、魔女の結界が展開された。
「魔女!?こんな時に!?」
私は銃を構えて警戒する。すると、優木沙々の背後から複数の魔女が現れた。
「これはどう言う事!?魔女が徒党を組むなんて!?」
「驚きましたか?この子達、私の下僕なんですよ。」
「下僕ですって!?」
「そう。これが私の魔法。でも、下僕はこれだけじゃありませんよ。」
彼女がそう言うと、魔女の後ろから1人の女の子が現れた。嘘、あれは!?
「日奈森さん!?」
「そう。あなたの協力者の日奈森あむですよ。さあ、やってしまいなさい!」
優木沙々が命じると、日奈森さんの周りに4つの??たまが現れた。でも、普通の??たまとは違って真っ黒な表面に白い??が描かれているのではなく、黒みがかった模様の上から??が描かれていた。そして、その模様は間違い無く、日奈森さんのしゅごたまの物だった。
「あたしのこころ、アンロック。」
そして、日奈森さんが淡々とした口調でそう言うと、4つのたまごは彼女の胸に吸い込まれた。
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「あれ?魔女の反応が遠ざかってる。まさか、移動してるの?」
魔女の所へ向かっている途中、さやかちゃんがそんな事を言った。
「急がないと!!」
私達は走るスピードを上げたけど、反応はどんどん弱まってる。そして、公園の中に入った所で完全に消えてしまった。
「そんな・・・」
私達はさやかちゃんのソウルジェムを見ながら立ち尽くした。その時、近くの茂みからガサリと音がした。私達がその方を向くと、そこから出て来たのは、ボロボロの状態のマミさんだった。
「マミさん!」
「大丈夫ですか!今、治療します!!」
私達は慌ててマミさんに駆け寄って、さやかちゃんに治療をしてもらった。
「ありがとう、美樹さん。助かったわ。」
「マミさん、何があったんですか?」
「別の魔法少女に襲われたのよ。」
「まさか、佐倉杏子!?」
「いいえ、それとは別の相手よ。優木沙々と名乗っていたわ。」
「でも、マミさんがこんなボロボロにやられるなんて、相当手強い奴だったの?」
「いえ、彼女自身の戦闘能力は大した事は無いは。一対一ならきっと新人の美樹さんでも勝てるかもしれないわね。」
「え?でも、マミさんはボロボロに・・・」
「問題な
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