第12話
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トボトボと道を当てもなく歩いていた。
「あむちゃん・・・」
「分かってるよ。あたしがやろうとした事はミキの言う通りだって。」
あたしが話しかけると、あむちゃんはそう答えた。
「さっきは否定したけど、自分でも認められなかったけど、でもあたしは手がちゃんと届いたのに、助けられなかったのがそれが認められなくて、無かった事にしようとしただけ。それでゆまちゃんが、あんな小さな子が危険な目に遭う事になるのに・・・あたし、最低だ。」
ちゃんと、ミキの言った事は分かってくれたみたい。でも、それだけじゃダメ!ちゃんとあむちゃんがそれならこれからどうすればいいの考えないと。そうあたしが考えてた時、あむちゃんの首元に変なマークが浮かび上がった。
「これって!?」
「魔女さんの口付けですぅ!!」
前、仁美ちゃんが魔女に操られた時にあむちゃん達と一緒にマミさんに教えてもらったの。魔女の口付けは心の弱った人に付くって。
「あむちゃん!しっかりして!!」
あたしはあむちゃんを正気に戻す為に叫んだ。でもその直後、あたしの視界をしゅごたまの殻が覆った。
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私が“下僕”の結界で下僕の毛並みの手入れをしていると、1人の女の子が入って来た。首元に魔女の口付けが付いているから、下僕が自分の餌として呼び寄せたんでしょう。
「おや?驚いたね。まさか彼女が魔女の口付けを付けられてしまうとは。さっきの件で余程心が弱ってしまったようだね。」
すると、いつの間にか現れたキュウべえがそんな事を言った。
「キュウべえ。彼女の事、知っているんですか?」
「ああ。彼女は日奈森あむ。オリジナル魔法少女の1人で、マミとは協力関係にあるよ。実力も、小学生の頃からオリジナル魔法少女をやっているだけあって、中々のものだ。」
「へえ。それは、いい事を聞きました。」
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あむちゃんが走り去った後、ゆまちゃんは織莉子さんのケータイでおじいちゃんの家に電話した。おじいちゃんは電車で迎えに来てくれるそうだから、私達は駅までゆまちゃんを送る事になったんだけど、その途中でいきなりミキとダイヤがしゅごたまの殻に包まれちゃった。
「どうしたの、2人とも!?」
「新しい遊びかい?」
しゅごたまの状態で浮かんでいる2人にエイミーとレンが聞いた。すると、ダイヤが答える。
「違うわ!勝手に殻が出てきて閉じ込められちゃったの!!」
「この現象・・・まさか!?」
「ミキ、心当たりがあるの?」
「前、キセキに??が付きそうに
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