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ダンジョンにSAO転生者の鍛冶師を求めるのは間違っているだろうか
お節介な俺の担当のアドバイザー
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たときはかなりお世話になったのを覚えている。

 「早く来なさいっ」
 「はいはい」

 特にお世話になったギルド職員のカナリアのような呼び声に俺は素直に従い、ギルドに入った。


    ◆ ◆ ◆


 ギルドに入ってすぐのロビーには様々な亜人(デミ・ヒューマン)でごった返していた。
 SAOでともに闘ったエルフは勿論、犬耳や猫耳、狼耳を頭にちょこんと生やした獣人、がっちりむっくりした短身のドワーフ、すらりとむっちりとが同居した褐色の肌を持つアマゾネス、目の前を歩くメグさんと同じく小柄なパルゥムと俺と同種の人間(ヒューマン)がそれぞれ思い思いの防具で身を包み、武器を装備している。
 その八割亜人残りの二割人間の人込みを掻き分けて、たどり着いたのが、面談用ボックス。
 ここで、冒険者とその担当のアドバイザーが話し合うのだ。
 そのためもあって、冒険者のステイタスなどの重要機密の漏洩を防げために防音は完璧である。
 相談用ボックスというだけあって、一対一で使用するならば
、気にならないほどの広さで対面するように机と椅子が配されている。
 それに従って俺は、先に机にジャガ丸くんの紙袋を置いてから座ったメグさんに対面するように席についた。

 「それで、なんでここに来なかったか、聞かせてもらうよ」

 威厳などかけらも感じられない腕を組んだメグさんが俺に、話すまで許さないという意志をあらわにした声で言った。
 俺は何で怒られているのかというと、三日に一回ギルドに来てメグさんに顔を合わせることを言い付けられていたのだけど、この二日間イレギュラーに見回れてすっかり忘れていたのだ。
 まあ、本当に顔を合わせているだけで、毎回受付でメグさんと近況などの取り留めのない会話に花を咲かせているだけなのだ。
 俺はこれをすることに何の意味があるのか定かではないけれど、たまに行って益体のない話をするのも悪くないと思って通っていた。
 のだけど、一度行かなかっただけで、メグさんはかなりご立腹のようだ。
 メグさんにとっては大事だったのだろうか。
 まあ、職務ではあるし、大事なのだろうな。

 「いや、その、依頼が立て込みまして…………」

 なら、正直に真実を話して許しを請うべきなのだろうけれど、真実をそのまま言うわけにはいかない。
 この人には俺の異常性を当然明かしていないので、下手なことを言って疑われたくない。

 「ここまで三〇分もかからないでしょ。三日もあって、たった一時間半ぐらいの空き時間もないほどに立て込んでいるなんて駆け出しの鍛冶師ではありえないよ」

 だって駆け出しは駆け出しと言っても、駆け出しの上級鍛冶師――【鍛冶】の発展アビリティーを持つ鍛冶師――だもの、とは到底言えない。
 しか
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