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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第117話 ラストバトル
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 左に《両手剣》右に《極長剣》

 それぞれの間を埋める様に《短剣》《細剣》《斧》《槍》

 宙に浮いている武器は、示して全8種類。


「こ、これはっ!!??」

 見たことも無い光景に茅場は混乱し、一瞬リュウキから目を離してしまった。……その次の瞬間にはリュウキは目の前にいない。

「ッ!!」

 ヒースクリフの身体に悪寒が一気に走る。いつの間にか、リュウキは片手直剣が浮遊している場に空中移動していたのだ。まるで、羽根があるかの様に、飛翔んだのだ。

「なっ!」

 その事実に気がついたその時にはもう遅い。リュウキは再び空を駆け巡り……片手直剣がヒースクリフを斬り裂いた!

「がっ!」

 雷の様な一撃で、茅場の体がくの字に折れる。だが。

「一撃で終わると思うな」
「ッ!!」

 再びリュウキは目の前にいなかった。

 次は現れたのは真後ろ。《刀》が浮いていた場所にいたのだ。刀を手に持った瞬間、再びヒースクリフとの距離を一瞬で縮め、斬り裂いた。

「がはっ!!」

 そして、まるでそれは本物の閃光。アスナやレイナも閃光の異名を得る程のだったが、それはあくまで剣閃。剣速。だが、リュウキはまるで違う。身体自体が閃光となったかのように縦横無尽に上空を飛び回っていたのだ。

 瞬く間も無く、空中に浮かんでいる全ての武器でヒースクリフの体を斬り裂いた。


 縦横無尽にヒースクリフを中心にリュウキが交差を繰り返す。
 リュウキの姿が光……残像となって残っている為か、まるで彼らの場所が球体状に見えるのだ。それは1つの形を成す。


 “超級攻撃特化型”・オリジナルスキル《武神覇斬剣》
 

「……ぐああああああっ!!!!!!!」

 ヒースクリフはあまりの速さに、悲鳴が遅れていた。完全にシステムが遅れている。アバターを形成しているオブジェクトにノイズが走り続ける。……攻撃をし終わった後に解析が追いつき、衝撃を与えているのだ。

 システムがまるで追いついていない。


 だが……まだ、リュウキのターンは終わっていなかった。

「これで終わりだ!! うおおおおあああああああああっ!!!!!」

 最後は頭上切り下ろし。
 全ての、全8種類の武器がまるで1つになったかの様に光となって、リュウキに集まり……魔王を討ったのだ。

 最後の一撃を受けた茅場の身体は地面に激突する。

 舞い飛んでいた武器達は、光が消えると、次々と地面に落下し突き刺さっていった。リュウキも……正真正銘、全てを出し切った為か 空中で大の字になり……落下し、砂埃をあげていた。


 それは、全てを終わらす一撃。凄まじい砂埃に見舞われ、その場にいた誰もが確認をする事が出来なか
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