友の声が聴こえる
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。
「俺たちは新たな力を得るために、かけがえのないものを失った!!」
コブラが手のひらを俺に向けて出し、直接体に振動を入れようとするが、俺はそれを見切って避ける。
「エリゴールは記憶を、レーサーは心を、そしてエンジェルは寿命を。てめぇらに足りねぇのは失う覚悟だ。俺たちの心の重さに勝るものはねぇ!!」
コブラは俺に拳を繰り出しながらそう言う。その顔は、まるで自分たちが負けるはずなどないという自信、それと、負けられないと言う気迫が感じられた。
ウェンディside
「ん?誰だこれは・・・」
突然、ウォーレンさんが誰かの念話を感じたみたいです。誰かな?
「だぁー!!ロメオ!!なんでお前がいんだよぉ!!」
「「「「えぇっ!?」」」」
ウォーレンさんの念話に入ってきたのは、ギルドで待っているはずのロメオさんだった。予想外の展開に、私たちは驚いています。
『こっそりクリスティーナに乗り込んでたんだ。こんな時に留守番なんて、冗談じゃねぇ』
ロメオくんはそう言います。でも、おかげで少し希望が見えてきた気がしました!!
「バカ野郎!!気持ちは分かるけどよ、今回は―――」
「ロメオさん聞こえますか?」
ロメオさんに怒るウォーレンさんの言葉を申し訳ないですが遮り、ロメオさんに話しかけます。
『あぁ』
「とにかく、誰かと合流してください!!」
ロメオさん一人だと危険だし、今は皆さん六魔将軍と戦っているはず。誰かと一緒になってもらわないと。
「どっちにしろ時間がねぇ!!残りの六魔将軍を倒して、ルーシィを助けなきゃな!!」
ウォーレンさんもロメオくんの参戦に納得してくれたみたい。よかったぁ。
『どっちにいけばいい?』
「ナツたちが通ったルートを教えるから、そこへ向かって!!」
『わかった!!』
「気を付けてね〜!!」
『おっけぇ!!』
ロメオくんは返事をすると、念話を切る。
「ハッピー!!リリー!!」
続いてウォーレンさんはサミュエルを止めに行ったハッピーたちに念話をします。
『あい!!聞こえてるよ!!』
『俺たちもそこへ向かう』
どうやらハッピーたちはさっきの念話を聞いていたみたい。
「頼むぞ!!とにかくサミュエルを止めてくれ!!」
『了解』
『あいさー!!』
二人は返事をするとすぐに念話を切り、ナツさんたちのところに向かったみたいです。
「大司教様の容態は?」
「「「「「!?」」」」」
私たちが念話で会話を皆さんとしていると、部屋の中にバイロさんと兵隊の人たちが入って
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