食人鬼(ラミアー)
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ていく、そんなとき一発の銃声がかなり近くで聞こえた。
それに続き、何かが引き千切られる音も。
白夜は急いで音が聞こえたところへと向かう、が一足遅かった。
そこには一体の何かと、かつて人間だった二つの物。
白「チッ、間に合わなかった??????!」
白夜に気がついたのか何かは体をゆっくり白夜の方に向ける。
「美味ソウナ匂イダ????、オ前ノ肉食ワセロォォォ??????」
白「食屍鬼(グール)じゃなくて食人鬼(ラミアー)かよッ!」
ラミアーの飛びかかり攻撃をバックステップで避ける、しかしラミアーの追撃は止まない。
白「しつけぇ!」
すばしっこくラミアーの攻撃を避けていた白夜だったが、何かに足を取られて転ぶ。
白「血か????、グッ??」
その拍子にラミアーに捕まってしまった。
拘束から抜け出そうと抗うも、ラミアーの力は強すぎて話にならない。
白「くっそぉ??????、こんなとこで????死んで??????、ッッッ??」
ラミアーが白夜の肩の肉を食い千切る、動脈まで達していたようで、血が溢れ出てくる。
「美味イ????美味イ??????一番美味イ肉ダァ??」
白「??????。」
突如、白夜を掴んでいたラミアーの腕が消える、すっぱりと消え丸見えになった肘からはボタボタと血らしきものが流れ出る。
落ちた白夜がむくりと起き上がる、開かれた眼は金色に輝いていた。
白夜は一瞬でラミアーを蹴り倒し、マウントポジションをとりただ無心に顔面を殴りつける。
鼻が潰れ歯が折れて、もはや跡形も無くなってしまった。
息を引き取ったのを確認すると、白夜はそのまま気を失い倒れてしまった。
白「????????ここは????、い゛ッ??????」
?「目が覚めたかい?」
白「????原木サン????、俺はどうしてここに???????」
原「銃声が聞こえてね、急いで向かったら白夜くんが倒れていたんだ。
肩から酷い出血をしていて????、ここは病院だよ。」
白「????!警官二人とアイツはーッ゛??」
原「まだ動いちゃダメだよ、しばらく安静にしていないと。」
白「??????警官二人は?????」
原「????戻ってきていない、ただ????、白夜くんが倒れていたところにあった血液が、二人のものと一致した。」
原木は俯き首を横に振る。
原「一体何があったんだい?」
白「??????食人鬼????アイツが人間を襲っていた????。
けど、死体が残っていなかったのは食屍鬼が死体を片付けていてくれたからだ????。」
原「食人鬼????食屍鬼????、どこかのファンタジーかい?」
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