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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第113話 猫耳の呪い?
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「……何か騙されてる気がするが、まぁ 良いか」
……その後、レイナとアスナの猫耳、猫尻尾姿を大画面で見た(見せられた?)。確かに、取れそうに無い耳と尻尾だったが、ある踊り?の様なモノをするとあっという間に取れたのだ。
その踊りが『にゃんこ!こにゃんこ!まごにゃんこ!!』と言いながらポーズを取る2人。
そして、撮影するキリト。……その後は。
「……キリトも 猫になったのか」
「ニャハハハ! アーちゃんレーちゃんの餌食ニなっちゃったみたいダネ〜??」
そう、キリトも何故か、耳を装備させられ、その上逆に録画までさせられたのだ。そして、キリトもアスナ達のように狭い場所、箱を見ると落ち着かなくなったり、語尾や言葉がおかしくなったりしていた。そこを楽しそうに撮影しているのが姉妹の2人だった。
「……オレにも使うつもりだったのか、コレ」
レイナが、リュウキにも装備を!とか言っている所もばっちりあったのだ。でも、どうやら3度アイテムを使って、解呪すると使え無くなる様でそれでリュウキには当たらなかった。
これは幸運と言えるだろう。そんな時だ。
「……アルゴさんッッ〜〜〜!!!」
突然、後ろから声が聞こえてきたのだ。
「ワぉ? アーちゃんじゃなイカ! 奇遇ダナ?」
いつの間にか現れたのはアスナだった。
別に
隠蔽
(
ハィディング
)
を使ってる訳でもないのに、大分接近を許したみたいだ。……そもそも、こんな街中のカフェテラスで大々的にしていたら、バレても不思議じゃないが。
「『奇遇だな?』じゃないっ! 何でそんな動画を持ってるのよーー!!」
「ホレ、いつだッタか紹介したダロウ? オレっちの使い魔『キー坊』ダヨ」
「あーー!! その猫ッッ!!」
アスナは、その黒猫に身に覚えがあったようだ。……というか、使い魔キー坊って何だ?
「……んじゃあ、オレはこれで」
「オー、又この動画が欲しかっタラ、リュー割引、格安で取引シちゃうヨー」
「ダメ!! そんなのっ!! リューキ君も!! 買わないでよっっ!! 絶対にっ!!」
「一度見たからな、もう良いさ」
「うう! それも納得いかないっ! んもーー、レイにも言っちゃうんだからね!」
「何でそうなる!? オレは見せられた側なのに??」
「最終的には、リュウキ君も見たいから、見てたんでしょっ!?」
そう言われれば、確かにそうなので、グウの音も出ないのである。
その後……、アスナは、レイナに勿論今回の事を報告されて……色々と家でも一悶着あったのでした。
リュウキは、レイナを宥めつつ、あの映像を頭の中で何度か再生させていた。基本的に、記憶力は良い方であり、印象的に残ったものであれば、忘れない。
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