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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第113話 猫耳の呪い?
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しいポーズをしながら、解除ワードを言わなければならないとの事。恥ずかしさを懸命に圧し殺しながら……、何とかクリアした。
ちゃっかりと、キリトはその時の光景を映像晶石に録画。因みにちゃんと キリトをフォローすると、それがアルゴの条件だったりする。その旨を2人にちゃんと説明してから、同意の上だったけれど……。最終的にアスナがやっぱり却下と言う事で、取り上げられてしまったらしい。
〜第59層 ダナク〜
「成る程な……、その手のアイテムか。何度か視た事はあるが、鑑定もなしで付けるのは危険だろうに」
「アッハッハッハ!女の子ダシネ〜。そう言うのニ興味あるモンだヨ」
「そう言うもの、なのか……」
リュウキは、アルゴの話を聞いて理解した様だ。だが、話しを思い出すと、確かその件はアスナとレイナがアルゴに情報が渡らない様にしたらしいけど。
「アルゴ、情報の細部は破棄されたんじゃなかったのか? 話しによれば」
「ニャハハ……、このアルゴ様がそう簡単ニ極上の情報を諦めルと御思いカナ?」
「……思わない」
「リューだったら、気付きそうダったケド、キー坊ハ、気付いてなかったナァ」
アルゴが、指を加えて指笛を吹き鳴らす。すると、後ろの木の上から黒い影がぴょんっ!と降りてきて、素早くアルゴの肩の上に乗った。
その正体は……。
「……猫?」
「そ、ただの猫じゃナイゾ! コイツはオレっちの使い魔ダ。情報収集には欠かせナイ存在!」
「何で鼠のお前が猫を使い魔にしてるんだよ……。まぁ、それは置いといて……」
リュウキは、鼠と猫の関係がおかしい!とツッコミをいれたが、とりあえず その黒猫を視てみた。
そして、大体察する。なぜ、この猫が情報収集に欠かせない存在なのかを。
「この猫の目が記録するのか。《動物型 録画結晶》と言う事か、かなりのレアだな? ビーストテイマーよりも」
「さーすが、リューダネ〜? その通りダヨ。見聞きシタ情報を全て動画データとして保存サれるノサ。キー坊に教エル時に隠蔽スキルで後を付ケテ、放ったんダヨ。コレは秘密ダゾ? プレイヤーは弾かれル宿屋のシステムだが、猫は入り込メルんだ。何せ、猫ダシネ?」
「……キリトの索敵スキルを掻い潜るか?流石は、アルゴと言った所か。盗撮は感心しないが」
アルゴの話しを聞いてため息を吐くリュウキ。アルゴは、ニヤニヤと笑いながら、首輪に手を伸ばした。
「サ〜テ、このタグを捻れバ上映されるヨ? 観てみるカイ?」
「……はぁ、レイナの事なら見てみたい気もするが、盗撮だろう? ……それは気が引けるな」
「固い事言いっこ無シダッテ!ソ〜ンナ、際どい動画じゃ無いシ。ソレに、情報と言うモノは、突き詰めれば、そう言うモノだ! ホレホレ、必見ダヨ〜」
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