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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第113話 猫耳の呪い?
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ルゴ、以前の話は覚えているよな?」
「ああ、第1層 はじまりの街に現れタ、ダンジョンの事カ?」
「そうだ。……かなりの危険が伴う。安易に情報を流すのは進めないぞ。第1層でさえ、あれ程危険な目にあったんだからな」
「まさかシステムにアクセス出来るコンソールが有る何テ、誰も思わナイヨ」
「……危険な事はしないでくれと、レイナと約束しているからな。今はその情報は封印してくれ。もう公開してるなら、危険を煽って安易に入らないように計らってくれないか。もうちょっと整えてから、確認してみたい。それで良いか?」
「オー、全然OKダヨ。リューに返答を貰エタだけで大収穫ダ。この世界での最高級ブランド名みたいなモンだからネ?リューの名は」
「……人の名で変な商売はやめてくれ」
アルゴの言葉を聞いて、リュウキはため息を吐いた。これまでに、何度もアルゴに情報を渡したから仕方がないと言えばそうだが。
「ムフフ〜ではでは、リューガ欲しがりソウな、情報、イルか?」
「ん? 何の話だ?」
「アハハ、レイにゃん、アスにゃんの話サ!」
「?? ……にゃん?」
リュウキは首を傾げる。それが話の開始の合図だったかのように、アルゴは話し始めた。
〜第64層 アルベリント〜
それは、迷宮区での事。
アスナとレイナは、あるアイテムをドロップしたのだ。丁度、2つの装備アイテム。
「これって……」
「猫耳、だよね?」
2人はまじまじとそれを見つめた。とても、感触がよくて、触ると癖になりそうなくらいふかふかとしている。いまは丁度2人で迷宮区に来ており、他には誰もいないのだ。
「……付けてみよーよ?」
「うえっ? ほ、本気で??」
「うん……、ここなら、誰もいないし、いまはふたりっきりだし……ね? 可愛いよ。これ」
「うーん……レイがそう言うなら……」
と言いつつも、アスナもまんざらではない様子。ニコニコしながら装着したアスナとレイナ。
「あははっ、やっぱり、お姉ちゃん可愛い!」
「そ、そうかにゃん?」
「そーにゃって……」
違和感を感じたのはその直ぐ後の事。
「ん?」
「あれ?」
突然、身体に変化が現れたのだ。
「ふにゃっ!」
「にゃ、にゃにこれー!」
語尾ににゃんが付き、更に尻尾が生えてきたのだ。呆然としてしまうふたり。
「……こ、これ、取れないかにゃ?」
「う、うう……えいっ! ふにゃぁっ!!」
自分で自分の尻尾を握って引っ張ってみたけど……、すっごい変な感じがして、直ぐに離した。その後、暫く色々と試してみたけれど、取れる気配がない。
「お、お姉ちゃん……ご、ごめんにゃさい……」
レイナが、謝った時に同時に、
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