暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第113話 猫耳の呪い?
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が特にある層。
 レイナとアスナ、キリトの4人で昼寝をして、そしてこの層の料理屋に行って巻き込まれた。……それが、あの黄金林檎の県内殺人の件での事。歪んだ愛情ゆえに、生きる事を断ち切られてしまった女性の物語を目の当たりにした事。そして、リュウキは好きになる、愛すると言う気持ち、感情を知れた事もあった。

 その後の葛藤は多数あったものの、レイナとは両想いだと言う事を知れたから良かった。

「オーイ! リュ〜っ! コッチだ、コッチ!」

 聞き覚えのある声が町中に響く……。周囲を見た所、ここの町中で歩いているのはNPCのみであり、プレイヤーの姿は今のところはなかった。……一安心をしてその声の主の方へと向かう。そこは、カフェテラスで1人のプレイヤーが座っていた。

「……町中では遠慮してくれ、アルゴ」
「あー、イヤ〜ゴメンゴメン。リューを見たラ、ツイね?」

 胡散臭い言葉だが、とにかく中央広場に面しているカフェテラスに腰掛けるリュウキ。

「それで? 話とは何だ?」
「んニャ。リューに頼みが合ってネ」

 アルゴはリュウキに話を切り出した。それは、あるクエストの真偽を確かめて欲しいと言うもの。
クエストアイテム名は《輪廻転生の書》。簡潔に言えば、嘗て、キリトと共に攻略したクリスマスイベントの1つだった《背教者 ニコラス》の討伐。そして得たアイテムは、《還魂の聖結晶》それと似たようなものだ。

 つまりは蘇生アイテム獲得のクエスト。

「……成る程な。確か、あのイベントのアイテムは死亡時 10秒以内に、使えれば魂を救える、即ち蘇生させると言うもの、だったか」
「ウム、確かニ、アノ時の事は知っテル。……リュー達ガ落胆シテシまったのも、オレっちに責任がアルってものダヨ」
「何、真偽は兎も角、それを承知でオレ達は承諾したんだ。……逆に感謝してるよ。情報がまわらない様に計らってくれた事に関してはな」
「………」

 ニコリと笑うリュウキの顔を見てしまったアルゴは、思わず自分も赤くなってしまうのを必死にこらえていた。

 この男は、本当にレイナと出会って表情が柔らかくなった。

 ……いや、本来の自分に戻り得た、と言うのだろうか?それほどまでに、自然な、とても自然な笑顔なのだから。

「……ッたク。おネーさんには キツイヨ。その笑ミ」
「ん?」
「いや、何でも無イ」

 アルゴはブンブンと首を振った。


 そして、本題に戻る。
 ……今回も、ある程度先の層まで踏破したら、解禁されるものらしく、この層で新たなダンジョンが生まれたらしいのだ。しかもそれは町のすぐ傍にある、巨大石。何かのモニュメントだろう、と思っていたその巨大石はダンジョンへの入口へと早変わりしていたらしいのだ。

「……ア
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