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零から始める恋の方法
繰り返される時の中で
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 脳裏に雪菜の声が響く。
 次第に声だけでなく、あの時の瞬間がよみがえってくる。


 『上元先輩!』


 『むぅ・・・上元先輩はいじわるです・・・』


 『上元先輩の声も格好良かったです!』


 『えへへ・・・ファーストキスです・・・』


 「雪菜・・・雪菜あああああああああああああ!!」


 俺は未知のど真ん中でだらしなく泣き叫ぶ。
 そうして、数十分が過ぎた。


 俺はついに覚悟を決めた。


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