責任を放棄した男
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自分だが、彼なりにいろいろ考えた上で同行してくれてると思う。
私達はアリアと違い、空間移動の力を持ってない。
自由に飛び回る相手に対してあまり意味が無いとしても、人の噂にアリアの目撃情報が無いか、地道に調べるしかなかった。
ベゼドラ的には不本意なのだろうけど、彼の悪魔としての力は人捜しに適していないので、其処は潔く諦めてもらう。
太陽が空の頂点で輝く時間。
私達は着いたばかりの街で、行き交う人々の声を慎重に拾い上げる。
私はもう神父ではないけれど。
貴女に手酷く叱られる為に、貴女を捜しています、ロザリア。
もしも再会できたら、貴女はきっと開口一番にこう言うのでしょうね。
この、バカ男!! ……と。
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