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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第110話 ALFと解放軍
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言っていた。
リュウキ自身は、幼い頃の集団行動は取ったことがないも同然だったから。能力開発研究所と言う場所でこんな風景は無かったと、思えるから。
「……騒がしいけど、凄く楽しそう、だ」
リュウキはそう呟いていた。
自分もこう言う事を経験してきていれば、何処か違った一面も得られたのではないか?と一瞬頭を過ぎったけれど、それは考察するだけ無駄だし、今が満ちているから別に良いと思っていたのだ。
「……だよね」
レイナは、直ぐ隣で座っているリュウキの手をそっと取った。……リュウキがどう感じ、想っているのかが判ったから。リュウキもレイナの手を握り返した。
口には出してないけど互いに伝わっていたのだった。
「ふふ、毎日こうなんですよ? いくら静かに、って言っても聞かなくて」
そんな時、サーシャはキリト達をみながらそう言いっていた。でも、そう言いながらも、子供たちを見るその表情は、その目は心底愛おしそうだった。
「子供、好きなんですね」
アスナがそう言うと、サーシャは照れたように笑っていた。
「向こうでは、大学で教職課程を取ったんです。ほら、世間では学級崩壊とか長いこと問題になっていたじゃないですか。だから、子供たちを私が導いてあげるんだーって燃えてて。でも、ここに来てあの子供たちと暮らし始めたら、何もかも見ると聞くとは大違いで、むしろ私が頼って、支えられている部分が大きいと思います。……でも、それでも良いっていうか……、それが自然なことだって思えるんです」
「何となくですけど、解ります」
「うん。そうだよね?」
アスナがそう言うと、レイナも頷いた。その2人の視線の先には、ユイがいた。
ユイは、すっかり元の調子に戻って笑顔を見せてくれていた。
今は、真剣にスプーンを口に運んでいるから、笑顔は見られないけど、それでも愛おしい。アスナは、ユイの頭をそっと撫でた。レイナもその姿を見て安心すると同時に、笑顔も戻る。ユイの存在が齎してくれる温かさは驚く程である。彼女達が其々愛し合っている男性と触れ合う時のそれとはまた違う温かさ。まるで、包まれている様な温かさ、静かな安らぎを感じるのだ。
(……私もお姉ちゃんみたいに、子供ができたら、もっともっと強く思えるのかな?)
レイナはそうも思っていた。
ユイがおねぇちゃんと慕ってくれているのは、とても嬉しい。でも、やっぱり ママと言われる方がより強く思うのではないか?と思ってしまうのだ。だから、いつか……本当のママになった時の事を思い浮かべていた時。
「……どうかしたか?」
愛おしそうに微笑んでいた時、そう考えていた時、自然とレイナはリュウキの方を見ていた様だ。その視線に気がついたリュウキ。彼もまた微笑み返してい
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