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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第110話 ALFと解放軍
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ならユイの方を見て。
「……ここには、皆いる。……ユイは1人じゃない。……もう、ユイのいる場所は暗いところなんかじゃない」
「っ……」
その言葉が深く……ユイの中に入っていく様な感じがした。
そして、数秒後……、その不協和音は、怪現象は収まり、硬直したユイの身体をアスナがキリトの腕から抱き上げ、ぎゅっと胸に抱きしめた。
「……なんだよ、今の……」
状況が理解できない。キリトの虚ろなつぶやきが静寂に満ちた空き地に低く流れ出ていた。
そして、その後、子供たちを助けてくれたお礼にと、彼女に、サーシャと言う女性に教会へと招かれた。本来の目的である、ユイの事を聞く事、そしてユイを養生させる事もあった為、4人はその招きに応じた。
その教会へと向かう道中。
「……リュウキ君、今のが何だったんだろう……」
レイナは、今アスナにおぶられているユイの方をみながら心配そうに呟いた。彼女はまた、眠りについている。……以前のように、深い眠りについてしまったらどうしようと、心配も尽きないのだ。
「……まだ、はっきりとは言えないが。……さっきの現象は、明らかに通常のものではない。確認したが、数列が明らかに乱れていた。……システムエラーのそれに酷似してる」
リュウキが神妙な表情でそう答えると、レイナは驚いた様な表情をした。
《システムエラー》と言う言葉を聞いて。
「えっ……、そ、それって……」
レイナが再び言及をしようとした時。
「ここです。どうぞ」
目的地、はじまりの街、東七区の教会へと到着したのだ。
「……続きはまた後だ、レイナ。まだ、確信出来ていない事が多い」
「う、うん……」
レイナはその言葉に従い、皆と共に、教会内へと入った。あの現象、そして苦しむユイの顔。頭から暫く離れる事は無かった。
〜第1層 教会〜
「ミナっ!パン1つ取ってー!」
「ほーら、よそ見してるとこぼすよ?」
「あーっ!先生ー!ジンが目玉焼きとったー!」
「えー、でも代わりにニンジンやったろ?」
「ニンジン代わりにならないもん!ニンジン嫌いっ!」
それはあっという間に起こったの光景だった。
「……これは、凄いな」
「あはは、そうだねー」
「こう言うもの、なのか。……子供たちが集まった食事と言うものは……」
「うん、これが一般的だと思うよ? 賑やかでしょ」
眼前で繰り広げられるまるで、戦場さながらの食事風景に、呆然としていたのは男性陣。いや、アスナやレイナ達も内心では同じだったと思える。それは久しく無かった光景だから。
間違いなく、この世界にきて一度も無かった事だ。
レイナは、リュウキに教える様に
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