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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
時のスパイラル
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になってしまった。

「なっ!?」
「どうしたの?シリル」

思わず声を出した俺を心配したウェンディが声をかけてくれるが、俺は「大丈夫。何でもない」とだけいい、その続きを見てみることにした。
すると、大砲から放たれた砲丸が鎖に当たる直前に急に止まり、評議院の方へと戻っていき、落下した。
運良く評議院の人たちは避難できたらしく、誰もけが人はいないようだが・・・

「軍もかなり混乱しているな、メェーン」
「これも、リアルナイトメアによる影響か」
「そのようですね」

一夜さん、エルザさんの言葉に俺はうなずく。大人を子供にすることができるとは・・・俺とかウェンディ消えちゃうんじゃね?

「っざけんな!!こんなもん、てぇしたことはねぇ」

ガジルさんの声の後半が力なかったので、違和感を覚えた俺たちは後ろを向くと、そこには老人の姿になったガジルさんがいた。

「何それ!?」
「これは・・・」

驚く俺とエルザさん。そのおかしな現象は、違う人たちにも広がっていた。

「ふざけている場合か!!」

ウォーレンさんはエルフマンさんをも凌駕するほどの筋肉マンに、

「人のこと言えないだろお前」

グレイさんは何とも可愛らしい子供の姿に、

「それでも漢かぁ」

エルフマンさんは紙みたいに薄っぺらになっていた。声も全然力がねぇ!!

「ど・・・どうなってるんですか?」

なんだか大人びた綺麗な声が聞こえたと思い、俺がそちらを見ると、そこには大人になったウェンディがいた。
エドラスのグラマーなウェンディとは違う、スレンダー体型のウェンディが。

「・・・・・」
「どうしたの?シリル」

心配して顔を覗き込んでくるウェンディ。こんなの・・・こんなの・・・

「ありだと思う」
「そ・・・そう?」

エドラスのウェンディもよかったけど、こっちのウェンディもいいと思う。個人的な意見だけど。

「というかシリル・・・」
「何?」

ウェンディが俺のある一点を見つめて固まっている。すると、ウェンディは自分の胸を押さえる。

「なんで胸が大きくなってるの?」
「ええぇ!?」

言われてみて自分の体を触ってみると、エルザさん並みの大きな脂肪の塊が「脂肪って言うな!!」胸についており、お尻もなんだか大きくなっていた。そして、俺の大事なところがなくなってしまっていた。

「そんなバカなぁ!!」

思わず頭を抱えてしゃがみこむ俺。普段女の子に間違われるのはしょうがないと思うけど、本当に女の子になるのはダメだってぇ!!

「セシリー、あんたコアラになってるわよ」
「そういうシャルルはタヌキになっちゃってるし」
「ハッピーは犬になっているけどな」
「リリーは黒ウサギとか〜
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