暁 〜小説投稿サイト〜
ダンジョンにSAO転生者の鍛冶師を求めるのは間違っているだろうか
少女、再登場
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この箱を()()のメインストリートにある【ヘファイストス・ファミリア】の支店まで持って行ってくれないか。支店は目立つからそこまで行けば、気付くと思う。いつも苦労してるんだ」

 そう言って、俺は彼女の前に工房の隅から持ってきた箱をどかっと置いた。
 その箱というのが、例の武器を無造作に入れている箱で、これが溢れると支店に持って行くようにしているのだけれど、それがそれなり骨が折れるのだ。

 「わかったわっ。任せなさい」

 俺の機嫌を取るためにとは言え、二つ返事で了承してくれた少女に一抹の罪悪感を抱きながら、俺は少女の背を見送った。

 支店があるのは北西なんだよな。
 騙しておいてなんだけど、まさか気付かれないとはな。
 まあ、いいか。
 取り敢えず、数日こんな感じでやり過ごしながら、どうするか考えるか。
 と、考えながら、すぐには帰ってこないと思うけれど、保険でさっさと装備を付けて、工房に鍵をかけ、ダンジョンに向かった。
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