暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第104話 大切な親友
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顔半分にまでかけて表情を隠した。

「……今日の気象設定も悪くない。少なくとも、今日の設定は今月では随一だろうな」

 窓のカーテン越しに差し込む光に手を当てながらリュウキはそう言う。レイナも窓の光を見た。手を翳せば、朗らかな温かみを感じることが出来る。

(あ……、私、リュウキ君の寝顔を見てて、寝ちゃったんだ)

 レイナはこの時、理解できていた。あの時見蕩れてて、そして温もりを感じたくて……。

「〜〜〜ッッ///」

 何だか、レイナはこの時無償に恥かしくなってしまっていた。寝顔を楽しんでいた筈なんだけれど、いつの間にかリュウキを抱き枕にしちゃっていたんだから。

「……? どうかしたか?」

 リュウキはそんなレイナにそう問いかける。……相変わらず、やっぱり疎い。 

「やっ! やーー、何でもナイヨ?それよりっ!」

 レイナは、誤魔化しながら両手をぽんっ!っと叩くと。

「今日は何処に遊びに行こうかっ!?」

 にっこりと笑いながらそう言うレイナ。

「ん……そうだな」

 リュウキは考えた。
 いつもいつも言っている言葉『レイナが行きたい所なら何処でもいい。』……だけど、今日は少し言葉を変えた。

「……レイナと《一緒》なら何処でも良いよ。何処であろうと楽しいから」

 笑顔でレイナにそう言うリュウキ。これは嘘偽りの無い言葉だ。行きたい所……だけじゃなく、一緒なら何処でも楽しい。彼女がいてくれてる事だけでも。

「ッ! ……もー りゅーきくんっ///」

 レイナはだんだん彼のどストレートで計算の無い台詞に、顔を赤らめながらも慣れ始めていた。やっぱりそう言ってくれるのは凄く嬉しい。何度感謝を想ったか解らないほどだった。

 こんな感じで、今日も一日スタートした。

 まぁ、基本的にレイナとは行っていない場所は無い!っと言える程にまで各層を2人は闊歩していた。

 闊歩……と言うよりはデートだろう。

 アルゴに調べてもらった月例イベント等にも参加して……毎日を充実させていたんだ。

「そうだっ!」

 レイナはある事を提案する。

「そう言えばさ? 昨日、時間いっぱいかけて、色んな所、層にも行ったけれど、この層の湖の周囲とか、行ってないよね? 遠目で見たけど歩道もあるしっ ここの湖は凄く綺麗な所だよ! 行ってみない?ぐる〜っと湖畔を眺めながら散歩しようっ?」
「ん……、良いよ。今日は天気も良いし丁度良い」

 リュウキも即座にOKを出す。その言葉にレイナは笑顔を見せると。

「うんっ! 美味しいお弁当用意しておくね〜!」

 ぐっと腕をまくりながらそう答えた。

「おっ〜と!その前に朝食が先だね?ちょっと待っててね」

 思
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